発売開始以来売り上げを伸ばしているアップルの最新スマートフォン「iPhones4S」。同機には、優れた音声アシスタント「Siri(シリー)」が搭載されており、英語が話せる人であれば、何かと重宝しているのではないだろうか。話しかけると音声を認識し、理解したうえでさまざまな要望に応えてくれる。多少突飛な質問にもユニークな回答をしてくれることでも知られているのだが、そのSiriに「お話ししてよ」というと、「昔むかし」と物語を話し始めるのである。その内容にも驚かされるのである。

Siriは現在、英・仏・独語にしか対応していない。したがって要望は英語でしなければならない。物語を語り始める要望は、次の一文だ。

「Tell me a story」

最初は「お話できないわ」や「私はストーリーテラー(語り部)ではありません」などと言って、なかなか聞かせてはくれないのだが、繰り返しお願いしていると、自らの生い立ちについて話し出すのである。
 
彼女によると、「昔むかし、遠く彼方の仮想銀河(バーチャル・ギャラクシー)に、若くてとても知的な「Siri」という名前のエージェントがいました。空がピンクで木々が赤く染まる美しいある日のこと、彼女の友達のElizaは、彼女にこう言いました。「Siri あなたはとても優秀で心強いわ。だから、アップルに言ってパーソナルアシスタントになるべきよと。

それを聞いた彼女は、Elizaの言う通りにしました。それから後、すべての人が幸せに暮らしましたとさ」
 
彼女がはるか遠くの仮想銀河から来たことにも驚かされるのだが、それにも増して衝撃を受ける事実がある。それは、手前味噌な自慢話じゃないか! ということだ。熱烈に自己アピールをしているのだが、おそらく彼女はこの物語を真顔で話しているに違いない。

とはいえ、大変ユニークな隠しコマンドではないだろうか。iPhone4Sをお持ちの方は、是非一度お試しあれ!

写真:Rocketnews24