iPhone4Sを発売し、音声アシスタントサービス「Siri」で世界を驚かせたアップル社が、またもすごいサービスの提供を計画しているとの噂がささやかれている。その新サービスとは3D(立体視)の地図サービスだ。すでに検索サービス最大手のGoogleが「Google Map」、「Google Earth」で3D地図を提供しており、アップルはGoogleとの契約を延長しているのだが、同時に3D地図の制作会社を買収している。

それにともなって同社は近い将来、まったく新しい3D地図サービスの提供を開始するとの見方がある。

この情報は、アップル社の情報を扱う「9to5 Mac」が報じているものである。それによると、同社は2011年8月に「C3 Technologies」を買収している。この会社は、リアルタイムで航空撮影したデータを使い、街の3次元モデルを構築し、さらに電子看板やTwitterやFacebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスのコメントを表示する地図の技術を持っている。

すでに2011年1月に開催された「国際家電ショー」の会場で、iPad上でこの技術を起動させるデモンストレーションが行われた。

またアップルは、2009年に「Placebase」というマッピングサービスを提供する会社を買収している。さらに、「Poly9」という3Dマッピング会社を買収。今回のC3 Technologiesの買収により、3D地図の提供開始の布陣はほぼ固まったと見られている。これによりそう遠からぬ未来に、同社はGoogleとの提携を終了させることも予測されるのである。

C3 Technologiesの実力はというと、1月に公開された動画を見ると、Googleのストリートヴューを凌ぐ精度を感じさせる。これが実装されれば、不慣れな土地を訪ねるのにも、存分に役立ちそうだ。

前CEOのスティーブ・ジョブズ氏亡きあと、同社の先行きを懸念する声もあるようだが、この3D地図を見る限りでは、今後も革新的な技術を提供してくれるに違いない。

参照元:9to5 Mac

▼ C3 Technologiesのプロモーション映像
▼ 2011年1月「国際家電ショー」、iPadでのデモンストレーション