テザリングとは何か? 簡単にいえばケータイを無線LAN化させ、ケータイ回線を使ってパソコンやケータイ型ゲームをインターネットに接続させるシステムです。つまり、ケータイさえもっていれば、電波の届くところであれば電車の中でも公園でもどこでもパソコンやケータイ型ゲーム機をインターネット接続させることができるというわけですね。

しかし、日本で発売されているiPhoneやiPadはテザリングができないようになっています。よって、野外でケータイ回線を使ってインターネットをするには、イーモバイルやソフトバンク、ドコモなどのケータイ回線を使ったプランに加入するしかないのです。

しかし! アップル社のAppストアで公式に販売されている『PayUpPunk』を使用すれば、iPhoneやiPadをテザリングで無線LANターミナル化できるのです! つまりiPhoneさえ持っていればパソコンをインターネットに接続できちゃうってわけ! それでは、この『PayUpPunk』とウィンドウズパソコンでの設定について説明したいと思います。

・Appストアで『PayUpPunk』を購入
2011年10月30日現在、Appストアで『PayUpPunk』を購入することができます。価格は85円で、販売業者はRob Thomasさん。Appストアで購入できるということはアップル社が公式に認めたアプリということになります。テザリング化を進めるために、シェアウェアの『Proxifier v3.0』(お試し無料)も必要なのであらかじめ手に入れておく必要があります。

・パソコンでIPアドレス設定
パソコンの「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」と進んでワイヤレスネットワーク接続の項目を右クリック。表示された項目からプロパティを選択して「インターネットプロトコルバージョン4」を選択し、さらにプロパティを開く。「次のIPアドレスを使う」を選択して以下の情報を入力する。

IPアドレス: 10.0.1.10
サブネットマスク: 255.255.255.0
ゲートウェイ: 何も書かない

・パソコンでワイヤレスアドホックの設定
「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」と進んで、「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリックします。するといくつかある項目に「ワイヤレスアドホック(コンピューター相互)ネットワークを設定します」があるので、それを選択して進みます。進むとネットワーク名、セキュリティの種類、セキュリティーキーを決める画面になるので、好きなネットワーク名を決めましょう。セキュリティは設定しなくてもいいらしいのですが、当編集部では念のためWEPに設定して任意のセキュリティーキーを入力しました。ネットワーク名はpouchにしました。

・iPhoneでIPアドレス設定
そしてあなたのiPhoneを手にとって、「設定」→「Wi-Fi」の順に進んでみてください。さっきあなたが設定したネットワーク名が表示されているはずです。当編集部では「Pouch」というネットワーク名にしたので、Pouchと表示されています。その接続をタップして選択し、設定画面を開きます。そして以下のようにIP等の設定をしましょう。

IPアドレスの種類: 静的
IPアドレス: 10.0.1.13
サブネットマスク: 255.255.255.0
ルーター: 何も書かない
DNS: 何も書かない
検索ドメイン: 何も書かない
HTTPプロキシ: 自動
URL:  http://10.0.1.13:8888/Socks.pac
 
・パソコンでProxy Serverの設定をする
パソコン画面に「ネットワークの場所の設定」ウインドウが表示されるので、「家庭」を選択します。ウインドウが表示されるまでに数十秒から数分かかることもあるので待ちましょう。表示されなかったらもう一度やり直してみましょう。次にシェアウェアの『Proxifier v3.0』(一定期間無料)を起動させてウインドウのいちばん右上にあるProxy Serverアイコンをクリックし、次にaddをクリック。そして以下のIPアドレス等を入力します。

Address: 10.0.1.13
Port: 8888
protocol: SOCKS Version 5
Authentication: 何も選択しない
 
・iPhoneで『PayUpPunk』の設定をする
いよいよテザリング設定の最後になります。『PayUpPunk』を起動させて「IOU」を選択して進みます。すると画面に「Type Info for features」と表示されていますので、そこをタップします。するとキーボードが表示されるので「Its my data」と記入しましょう。するとキターーー! パソコンがiPhone経由でインターネットにつながり、テザリング成功です。
 
当編集部ではiPad(AT&T)でも試してみましたが、うまく成功しました。設定が正しいのにうまく接続できないときは、無線LANアダプターを診断したり再起動させると改善されることがあります。また、この接続を終了する際は、パソコンのインターネット設定を元に戻さないとインターネットに接続できないのでご注意を。

接続していないように見えて接続していることがあるので、ブラウザでサイトを開くなどしてインターネットに接続しているかどうかチェックしてみましょう。けっこう難しいように思えて非常に簡単ですよ。とりあえず数字を記入していけばいいだけなのですから。

今回の実験は、IT情報ブログ『Will feel Tips』をはじめとした複数のサイトを参考に進めてテザリング化に成功しました。iPadでの設定の詳細は『Will feel Tips』をチェックしましょう。

Macでの設定に関しては『gori.me』に掲載されています。特に『Will feel Tips』と『gori.me』の管理人に敬意と感謝を表したいと思います。テザリングはソフトバンクモバイルが正式に認めている機能ではないため、ここに書かれているすべての行為に関して、実行する場合は自己責任でお願いします。

寄稿:Pouch

参照元: Will feel Tips(Win) / gori.me(Mac)