砂を使って様々なモノを創りだす第25回サンドアート(砂の彫刻)世界大会が、アメリカのワシントン州で開催されています。期間は8月18日~9月5日。5日の本日は、いよいよ優勝者が選出されるのですが、その前に去年の優秀作品をおさらいしておきましょう!

大会はひとりで作るソロ部門、ふたりで作るダブル部門、3人以上で作るチーム部門、そして大会での優勝経験があるプロ達が競い合うチャンピオン戦と、4つに分けられています。現在、開催されているのは最もレベルが高く注目度が一番高いチャンピオン戦です。

ルールは、制作時間が25時間以内。まずは作品の表面をスプレーで加工して風で吹き飛ばされないようにするのですが、その前に最も大変な作業、砂を運ぶのは全て人力で行わなくてはならず、電気工具なども使用不可です。何はともあれ、まずは砂を運ぶ体力が重要な鍵のようですね。

参加者はアメリカ、カナダは元より、ヨーロッパやオーストラリアなど、世界中から集まってきます。建築家や環境デザイナーがほとんどで、普段の仕事をフルに活かして参加しているようです。賞金は、ソロ部門が2500ドル(約191,925円)、ダブル部門が3000ドル(約230,310円)、チーム部門が6000ドル(約460,620円)。参加するための出費を考えると決して高いとは言えず、ほとんどの人は名誉のために参加しているそうです。

去年、チャンピオン戦で優勝した作品は、馬に乗った少女が壁から飛び出す『明日、死ぬと思いながら今日を一生懸命に生き、一生生き続けると思って夢を見ろ』という作品でした。ソロ部門では裸婦像の『つむじ風』、ダブル部門は巨大な顔が縦に分断されている『距離が遠近法を創りだす』でした。作品名を見れば分かりますが、エンターテイメント性よりも芸術性とメッセージ性を重視した作品が好まれるようです。

大会後に作られた作品はいったいどうなるのか? 風や雨の影響をあまり受けない場所で開催されるので、数カ月間は残されるそうです。しかし、主催者は「形あるものはいつか壊れます。砂が母なる大地に戻るのを拒否するわけにはいきません。美しい作品がなくなるのは、もちろん胸が締め付けられる思いですが… …」と海外メディアのインタビューに答えています。

短い期間で、消えてなくなるのがサンドアートの儚さですが、そこが大きな魅力でもあるようです。

寄稿:Pouch
参照元:UPI.commarielle heesselsUlamonge Blog

▼去年のチャンピオン戦の優勝作品『Dream Like You’ll Live Forever. Live Like You’ll Die Tomorrow』(明日、死ぬと思いながら今日を一生懸命に生き、一生生き続けると思って夢を見ろ)ジェームス・ディーンの残した有名な言葉

▼去年のチャンピオン戦の2位作品『Open Minded (開いた心)』

▼去年のチャンピオン戦の3位作品『The Sandboxers (砂場で遊ぶ子供たち)』