韓国人男性ならば、避けては通れないのが徴兵制度。約2年間、国防の義務を果たし、時には拷問のような訓練を耐え抜くのだが、そんなツライ日々の唯一の楽しみは「食事タイム」だと口を揃える。外の世界で口にする食事とは程遠いものの、疲れた体と心を癒してくれるのには十分なのだとか。

しかしこのほど、彼らが喜んで口にしていた食品に、カビ入りパンや低質の乾パンが含まれていたことが発覚。しかも、この事実を知っていながら軍関係者や幹部が意図的に納品し、賄賂を受け取っていたというのだ。

警察の調べによると逮捕された人物は、防衛事業庁(国防部傘下の国家行政機関)に務める公務員のイ容疑者。昨年からことしにかけ、ハンバーガーに使用されるパンや配給用の乾パンの落札が確実視される業者に対し、原価を上げる見返りに5,000万ウォン(約350万円)を受け取っていたという。

また、この事実が発覚することを恐れ、知人名義の銀行口座に金を振り込ませたり、虚偽の契約書を作成したりするなど、数々の隠ぺい工作を行っていた。このほか、陸軍中佐など7人の軍幹部らは、納品を受けたパンにカビを発見しても、これを処罰せずに該当業者に金品を要求。賄賂を受け取って、すべてをチャラにしていたというから驚きだ。

これら事実が明るみに出ると、韓国のインターネットユーザーらは「自分が軍隊で、カビを食べていたかと思うとゾッとする」、「誰を信じたらいいのか、もはやわからない」、「今になって摘発!?」と、一様に驚きと怒りを隠せない様子だ。

健康管理が最も重要な軍人に対し、これを管理する側が金目当てに動いていたとは許しがたい行為である。今回の事件に関しては「氷山の一角」という声も多く、一日も早い全容解明を期待したい。

参照元:dcnews.in(韓国語)