アメリカで、12歳の少女が警察も解決できなかった窃盗事件を解決し、話題を呼んでいる。この事件は2011年7月に、とある民家に空き巣が入り、家具を数点持ち去った。警察は玄関を通過しない限り、物の出し入れはできないと考えて捜査を進めていたのだが、この民家に住んでいた女性の曾孫は、犯人の侵入経路を特定。近隣の質屋に聞き込みをして、持ち去られた家具を発見したのだ。

さらにすごいことに、その質屋から情報を聞きつけ、犯人宅を割り出し、犯人と思われる人物に犯行を自白させたというのだ。これでは、警察の面目も丸潰れと言わざるを得ない。

事件は米ジョージア州フルトン・カウンティで発生した。7月にジェシカ・メイプルさん(12歳)の亡くなった曾祖母宅に空き巣が入り、家具を持ち去ったまま事件は解決していなかったのだ。彼女はこの夏に地方検事が主催するキャンプに参加しており、そこで捜査技術について学んでいたという。好奇心旺盛な彼女は母親に頼み、2~3日曾祖母宅を捜査させてくれるようにお願いしていたのである。

警察の調べでは、持ち去られた家具は大きなもので、玄関以外から持ち出す方法はないと踏んでいた。しかし玄関の鍵はジェシカさんの両親のほかに持っている人物はおらず、玄関は壊されたような形跡もなかった。侵入経路が割り出せないために、指紋を採ることも出来ず、警察の捜査は難航していたそうだ。

警察の見解に疑問を持っていた彼女は、曾祖母宅を隈なく調べた。そうしたところ、ガレージの窓が叩き破られていることを発見。そして、犯人のものと思われる指紋まで発見したのである。

さらに彼女の捜査は続く。近隣の質屋に当たり、盗まれた家具がいくつも陳列されている店舗を特定したのだ。彼女はこれらの家具は盗品であることを告げ、持ち込んだ人物についての情報を得た。ここからが彼女の勇敢なところだ。なんと持ち込んだ人物宅にまで足を運び、最終的に犯行を自白させてしまったのである。

彼女は、「私と母は、彼(盗みをはたらいた人物)に詰め寄りました。「あなたはなぜ、盗みなんかしたのですか!」って。最初は犯行を否定していたのですが、結局彼は認めました」と、その当時について語っている。

少女が事件を解決したことについて、地元フルトン・カウンティのポール・ハワード検事は、「彼女のことを誇らしく思う。警察も舌を巻いているだろうね」と、彼女の功績を讃えた。ちなみに、事件解決に関して彼女自身は「証拠がいくつも残っているのに、なぜ警察は捜査に時間がかかったのか、わかりません」と、捜査の遅れに不満をもらしていたとのことだ。

彼女がいうように、少女にさえわかってしまうような証拠を残していたのでは、警察も力不足と思われても仕方がないだろう。

参照元:abc.news(英語)