今月12日に北朝鮮メディアは、台風5号による被害を一斉に報じた。それ以降、毎日のように水害関連のニュースを伝えているのだが、このほど世界に向けて発信された1枚の写真に加工処理が施されていることが発覚。国際社会を巻き込んで、物議を醸している。

問題となっているのは、朝鮮中央通信が掲載した平壌(ピョンヤン)市内の写真だ。膝まで溢れた泥水の中を住民がズボンを捲り上げて歩いている様子が写されている。しかし、よく見ると水面と膝ギリギリの部分が不自然な写りになっているのだ。また、泥水に浸っているはずのズボンが濡れたり汚れたりしておらず、また木と水の境目の部分がぼやけている。

この写真についてAP通信は「写真を加工しているようだ」との疑惑を提議し、配信サイトへこの画像を削除するよう通達。また「朝鮮中央通信が、水害に困る北朝鮮国民の写真を世界に配信することで同情を買い、他国の支援を受けようと企んでいる」と分析している。

一方、北朝鮮メディアは、連日のように水害関連ニュースを報じているものの、具体的な被害規模を明らかにしていない。これに対して国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は「状況を注視しているが、国際機関の支援が必要なほど深刻な状況ではないようだ」と発表した。

今回の写真捏造も、食糧難に悩む北朝鮮の苦肉の策なのだろう… …。しかし、結果的にはますます国際社会の信頼を損なうことなってしまったのではないだろうか。

参照元:NEWSIS(韓国語) The Chosunnilbo(英文)