20世紀初頭に、若年労働者の姿を数多く撮影した写真家ルイス・ハイン。教師であり写真家でもあった彼は、働く子どもたちの姿を写し続けた。アメリカ貧民街の実態を写真を通して世に伝え、教育と労働環境の改善に尽力した彼なのだが、最近一枚の写真が注目を集めている。

その写真とは1911年に撮影されたもので、写真の右端に写る人物が、携帯電話のようなものを持っていると話題を呼んでいるのだ。しかも現代人が、テキストメールを打っているようにも見えるのである。この人物はいったい何者なのか? まさかタイムトラベラー?

問題の写真は、町の工場の前で少年たちを集めて記念撮影されたものだ。後ろには大人たちの姿も見えるのだが、一人の少年だけがカメラを見ずに、柵にもたれかかっている。

足を組んで手元の何かを見ているようだ。その様子は、あたかも携帯電話でメールを打っているように見える。1911年当時に、当然ながら携帯電話は存在しない。では、これは一体何なのだろうか。海外のインターネットユーザーからは、タイムトラベラーではないか、との指摘もあるのだが真相は不明だ。

ちなみに、昨年3月にも同様のタイムトラベラー騒ぎがあった。こちらはカナダ政府が、オンライン上に公開している写真のアーカイブに、不可解な人物が写っていたのだ。1940年代であるにも関わらず、その当時の人々とは明らかにかけ離れた格好をしている。サングラスをかけ、「M」という文字の入ったTシャツを着ており、手には小型のカメラが。

この人物もタイムトラベラーではないかとの指摘があったが、やはり謎に包まれたままである。また、チャーリー・チャップリの映画にも、携帯電話で通話しているように見える人物が出ているとの情報もある。もしかしたら、タイムトラベラーは私たちの日常に紛れ込んでいるのかもしれない。

参照元:DOOBYBRAIN.COM boing boing(英文)

▼ ルイス・ハインの写真。右端の人物が携帯電話を見ているように見える

▼ カナダ政府が所有していた写真。サングラスをかけた人物は一体?