一見、何の変哲もないトラック。だがよく見ると、何かようすがおかしい。荷台から何本も子どもの足がズラリと見える。近づくと、子どもの笑い声まで聞こえるではないか。これは一体……!?

トラックはひとしきり公道を爆走したあと、郊外で停車。そして、運転手が荷台を開けると、中から飛び出してきたのは50人あまりの子どもたちだった。子どもたちは降りるやいなや、近くの小学校まで猛ダッシュ。このトラック、通学用の「スクールバス」らしい。しかも非公式の!

トラックが停車したのは中国・重慶市、郊外にある小学校の近く。「早くッ!! 早く降りろ!!」という女性運転手の声に子どもたちは慌てて降りてくる。「全員だ、全員降りろ!! 早くしろッ!!」と叫ぶ声。これではまるで、通学というよりは密航だ。急かされて、荷台から転げおちたり、足がもつれて転ぶ子どももいる。

元々キレ気味の運転手。撮影に気づくと、一気にボルテージはマックス。「何やってんのよ!!」と撮影者に一発パンチを繰り出した。

「今日一回だけだっていってるでしょ!? 今日だけ!!」
「今日学校休みだし!!」
「他に人を乗せているトラックだってあるのに、何でウチはいけないのよ!」
「そもそもアンタに何の関係があるのよ!!」

今日だけだとか学校が休みだとか、全く関係ない。その行為自体が危険であることは言うまでもないだろう。だがそんなことはお構いなし。撮影者に攻撃的なしぐさをし、まさに噛み付かんばかりの勢いである。とてもスクールバスの運転手には見えない。

あまりに危険な行為だと判断した撮影者が警察に通報したところ、このトラック、何と未登録車であることが発覚した。また、学校への聴取によると、この「スクールバス」は親たちが有志で準備したものであり、学校側は再三、未登録車に子どもを乗せないよう注意してきたが聞き入れられなかったという。

50人がすし詰め、そして爆走。言うまでもなく子どもにとって相当危険だ。トラックもさることながら、運転手のオバちゃんも相当怖い。だが一番怖いのは、こんなスクールバスに子どもを任せて平気な親なのかもしれない。

参照元:鳳凰視頻(中国語)、Youtube hrdaily