もともとカレー屋だったのに、「豚しょうが焼き」のほうが人気料理になってしまったカレー屋があるという。しかも店名が『インドール』であり、どう考えても完全にカレー屋。つまりカレー屋『インドール』を訪れる客の多くが、カレーではなく豚しょうが焼きを求めてやってくるというわけだ。

これは実際に食べてみたい! ということで、東京・神楽坂のカレー屋『インドール』に豚しょうが焼きを食べに行ってみた! はたして、どれだけ美味しいのだろうか?

今回は、この店に通っているという微妙グルメ評論家・ノリスケ氏とともに『インドール』へ。JR飯田橋駅から徒歩1分のところに店舗はあった。確かに、看板には大きく『インドール』という店名が書かれている。カレーライスとも書かれているが、「豚しょうが焼き」や「豚にんにく焼き」などの料理名のほうがデカデカと書かれている。カレー屋なのに……。

しかも「当店自慢 豚のにんにく焼き」とも書かれている。カレー屋なのに! とりあえず店内に入ると、かなり狭いスペース。「豚しょうが焼き」は定食ではないので、ご飯(150円)と豚汁(50円)を別で注文する。豚汁は注文を受けてから具を汁と混ぜるために出てくるまでに時間がかかるようだ。

出てきた「豚しょうが焼き」を食べてみると……キターーーー! これはご飯を一緒に食べたくなる! 豚しょうが焼きの魔力が口の中で猛威を振るい、どんどん食欲をそそらせる。豚肉にギューーーッ! と豚のウマミと調味料が凝縮されているので、非常に満足感のある味をしている。これは確かにウマイ! カレーよりも人気が出てしまう理由がわかる。

でも、どうして「豚しょうが焼き」がメインなのに、『インドール』という店名でカレー屋をやっているのだろうか? 店主に「どうしてインドールという名前なんですか?」と聞いてみたところ、「最初、カレー専門店でやるつもりでいたの。インドの町の名前なの『インドール』って。一緒にしょうが焼きもやったのね。その当時、この辺にしょうが焼きってなかったのよ。うちだけだったの。それでどんどんしょうが焼きが売れるようになっちゃったから、それで今はしょうが焼き」と語ってくれた。

ということはカレーもけっこう美味しいのかも!? なので「けっこうカレーも人気なんですか?」と聞いたところ「普通」とのこと。とにかく豚しょうが焼きが美味しいのは確かであり、神楽坂近辺では老舗の飲食店であるのは間違いない。

ちなみに、この店が大好きだという微妙グルメ評論家のノリスケ氏は「実はここ、豚にんにく焼きが密かに美味しいんですよ。かなりにんにく臭くなりますが、食欲や体力がどんどんわいてくるのでオススメです! ほかに注目してほしいのは、豚汁のネギですね。シャリシャリしていて新鮮なんですよ。カレー屋としてはじめたけど、すでにカレー屋じゃないですね(笑)」と語っていた。撮影許可をくださった店主と奥さんに感謝したい。

写真: RocketNews24.
Correspondent: Kuzo