6月2日にデビューアルバムが発売されたばかりの英国のバンドが話題となっている。彼らはアルバムからシングルカットした1曲のプロモーションビデオ(以下:PV)を、Youtube上に公開しているのだが、この映像作品が物議をかもしているのだ。

というのも、この映像は実写とアニメーションを織り交ぜたもので、子どもたちがおもちゃの銃や爆弾を武器に殺し合いをしているのである。もちろん、飛び交う銃弾も飛び散る鮮血もアニメのものなのだが、その描写が驚くほど残酷なものとなっている。

PVを公開したのは、デビューしたばかりのインディーズポップバンド「Is Tropical」だ。ロンドン出身の彼らは今年、フランスのファッションブランドの音楽レーベルと契約。6月2日にデビューアルバム『Native To』をリリースした。それに先立って、同作からの1曲『The Geeks』をシングルカット。5月25日にPV「IS TROPICAL | THE GREEKS 」を公開したのだ。

実写にアニメーションを加えた映像は、子どもたちが戦争ごっこをしているというもの。子どもたちは銃を手に激しい銃撃戦を繰り広げたり、麻薬の取引を行ったりと、映画を見ているような細かい描写が施されている。

PVはYoutubeで公開後注目を集め、数日で50万回以上視聴される注目作品となった。しかしその内容をめぐってインターネットユーザーの間で賛否が分かれている。というのも、映像全編にわたって、過激なシーンが盛りだくさんなのだ。銃撃戦の末に子どもたちはお互いの頭を打ち抜いたり、場面によっては片腕を失う兵士や、被弾して内蔵が飛び散るといったシーンを子どもたちが演じているのである。

もちろんアニメであることは承知しているのだが、考えようによっては大変残酷であると言えなくもない。この作品について、ネットユーザーからは次のような声が上がっている。
 
・ Is Tropical 『The Geeks』のPVを見たネットユーザーの反応
「ヘッドショットは、0:52  1:00  1:35  1:47  1:54  2:08  2:55  3:09の8回も行われる」
「撃てー! 撃てー!」
「すげえ最高にくそったれな映像だな」
「俺が今まで見てなかで、もっともユニークな映像だと思った」
「とても凶暴であることに驚かされる」
「映像はいいだけど、曲は最悪」
「これはかなりいいと思うけど」
「いいアニメだ、ここまでいいとは予想してなかった」
「こいつらは次に何を作る気だ? ポルノか?」
「麻薬取引が失敗に終わるところがいいよな」
「いつからおもちゃの銃は危険な武器になった?」
「何か、すげえ嫌なもん見た」
「おい、ケチャップかけてチキン食ってなかったか? おかしいだろ」
「ばかげた歌だ」
 
……など。たしかに、映像としては秀逸な作りをしているのだが、描写は残酷という印象を否めないだろう。ちなみに公開から約2週間を経て、視聴回数は約180万回にも上っている。いくらアニメーションとは言え、子どもたちが演じるには、過激すぎたのではないだろうか。このPVに対する賛否の議論は当分続きそうだ。

参照元:Youtube