中国の驚くべき畜産の実態が明らかになった。オーストラリアのニュースサイトが報じたところによると、中国では現在遺伝子組み換えを行った乳牛が飼育されており、約300頭の牛は人間の母乳に近い乳を出すというのである。今後3年以内に、この特殊な牛乳を商品化して販売を開始する予定だ。

豪州のニュースメディア「SKY NEWS」によると、北京の中国農業大学のチームによって、この研究は進められている。彼らは、クローン牛の胎児に人遺伝子を植え付け、出産させれいるのだ。すでに300頭の出産に成功している。

この牛から搾れる乳は、免疫体系が強化されており抗菌性が高く、人間の母乳に近いそうだ。現在安全面の検査が行われており、中国政府は、今後3年以内に、栄養価の高い牛乳として市販することを目指している。

研究チームは自ら味見をしているのだが、彼らが言うには、通常の牛乳より甘さが強いとのことだ。チームのメンバーは「この牛乳はとてもおいしい。普通の牛乳より、人間にとって良いものだ」と自信を示してる。

チームの責任者を務めるリー・ニン教授は、「中国は15億人の人口を抱えている。彼らの食を支えるためにも、我々の研究は必要不可欠。理想や信念を考慮して、遺伝子組み換えを無闇に否定するべきではない。それよりも人々を養うために、科学とテクノロジーを結集しなければならない」と、自身の研究に確信を持っているようだ。

欧米では、遺伝子組み換えに否定的な意見が少なくないのだが、中国では率先してこの技術を取り入れた農業を行っている。すでにパパイヤ、トマト、じゃがいも、米、豚について、中国政府は生産の承認を行っているとのことだ。今後中国の市場には、遺伝子組み換えの生鮮品が、続々と登場することになるだろう。

参照元:SKY NEWS(英文)