ビニール袋の使用に関する法律を厳しく設けている中国で衝撃的な事実が発覚した。なんと食品を持ち帰るときに使用する透明ビニール袋が、医療廃棄物を原料に作られていたのである。

この事実は、最近中国中央テレビ(CCTV)が報じたもの。それによると中国では生鮮食料品を入れる薄手のビニールが年間7300億枚も消費されており、「白色汚染」と呼ばれるビニール袋のゴミ問題が深刻化している。そこで3年前に0.025ミリメートル以下のビニール袋の使用を禁じる法律を施行したのだが、その甲斐なく現在でも違法ビニール袋が流通しているのだ。

河南省(かなんしょう)信陽市(しんようし)にはプラスチック再生工場が集中しており、とある村では大小合わせて13の工場がある。そのエリアはゴミが高く積まれ、プラスチックゴミや医療廃棄物などが異臭を放っているという。

工場ではゴミなどを高温の炉に入れて溶かし、ビニール袋へと再生。それにより、発がん性のある有毒ガスが発生していると専門家は話す。しかし、これらを原料にするビニール袋製造の現状は一向に改善されない。

なぜならば製造者たちは医療廃棄物を使用することにより、少しでも生産コストを下げたいと考えているようだ。そのために自らや消費者が危険な目に遭うことを省みないのである。そればかりか、製造したビニール袋が人に与える影響については、一切考えていない。

国家プラスチック製品品質監督検査センターのオウ氏は、「これらの廃棄物を原料にした袋に食品を入れることにより、人体に悪影響を与える可能性は十分に考えられる」として、袋の使用に懸念を示している。違法なビニール袋の製造が根絶するまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

参照元:NEWS.CN(中文)