2011年5月6日、Kスタ宮城で行われたプロ野球楽天イーグルス対西武ライオンズの試合に、「五体不満足」などの著書で知られる乙武洋匡さんが登場した。そのときの様子がYoutubeに公開されており、海外のネットユーザーから「感動した」や「彼を尊敬する」など、高く評価する声が相次いでいる。

この日の試合は、被災地仙台市のKスタ宮城で開催された。同球場も震災の影響を受けており、4月29日の開幕が困難との見方があった。しかし、球団関係者の尽力により開幕を迎え、6日の対西武戦では始球式に乙武さんが登場して、東北を激励したのである。

当初、車椅子で登場すると予想されていた乙武さんは、なんと車椅子なしでマウンドに立ち、投球前にこう叫んだ。「東北の皆さんに、心を込めて、投げさせていただきたいと思います!」

そう言うと、渾身(こんしん)の力を込めてボールを投げた。球場からは「ワー!」という歓声があがり、惜しみない拍手が沸き起こったのである。彼の心のこもった投球に、観衆は勇気づけられたに違いない。またこの乙武さんの投球はインターネット上でも話題となり、日本のみならず海外でも話題を呼んでいるのである。

【乙武さんの始球式に対する海外ネットユーザーの反応】
「彼は俺を行動へと駆り立てる」
「俺はてっきり車椅子で出てくると思った。投球後にマウンドを離れる速さにびっくりだ」
「感銘を受けたよ」
「リスペクト」
「うう……、泣いた」
「俺は彼ほど、うまく野球できねえなあ」
「とても印象的だ」
「彼の歩く姿は勇ましい」
「俺の投球よりいいじゃねえか!」
「彼に最大級の敬意を表する」
「男だ!」
「素晴らしい、彼の精神は肉体を凌駕している」

……などなど、どの言葉も乙武さんにエールを送るものばかり。乙武さんの魂の投球は、東北はもとより、日本だけでなく世界の人々の心にも響いたようだ。ちなみに乙武さんはインターネットコミュニケーションサービスTwitterに公式アカウントを持っており、時折自虐的な発言で周囲の人たちを驚かせている。

参照元:THE DAILY WHAT.(英文)