レーシックとは違って手術をしない視力回復の手段。それが『オルソケラトロジー』で、世界中でその技術により視力を回復している人がいるという。『オルソケラトロジー』は、眼球を矯正する専用ハードコンタクトレンズを着用して睡眠し、朝起きたときにそのレンズをはずす。

すると、眼球がレンズによって矯正されたため、正しく光を受け止めることができ、視力が回復するというもの。しかしレンズをはずすと時間とともに眼球がもとの形状に戻っていくので、寝る前にまた着用して寝る必要がある。

詳細は以前に当編集部がお伝えした『手術せずに視力回復オルソケラトロジーすげぇ! たった1日で視力回復して笑った』という記事をごらんいただきたい。記者の周囲にはレーシックをした人たちが多くいるものの、『オルソケラトロジー』の経験者は皆無。日本の多数の眼科医院で『オルソケラトロジー』を体験できるのだが、あまりやっている人がいない。

そこで今回、記者が実際に『オルソケラトロジー』を試してみることにした。記者はいつもソフトコンタクトレンズを着用しており、裸眼ではテレビの文字や映画の字幕を読むことができないレベルの視力。はたして『オルソケラトロジー』でどこまで視力が回復できるのか? 着用して1日目、かなり視力が回復した。裸眼でも普通に外を歩けるレベルである。今回は、着用1日目から2日目にかけての実体験をお伝えしたいと思う。

1日目(2011年5月7日03:00)就寝 目がゴロゴロする
そろそろ寝る時間になったので専用レンズを着用することにした。目がゴロゴロしないようにする麻酔のような役割の目薬をする。手を洗ってケースから専用ハードコンタクトレンズを取り出し、コンドロンという液を専用ハードコンタクトレンズにたらしてから装着。

ソフトコンタクトレンズの経験はあるが、はじめてハードコンタクトレンズを着用したので慣れずに目がゴロゴロする。お医者さんによるとこのゴロゴロは慣れるとなくなるらしい。その後、15分くらいiPad2をいじって遊んでから寝た。目がゴロゴロしているので、iPad2をやったら疲れた。

1日目(2011年5月7日10:00)起床 裸眼でテレビの文字が見えるほど視力回復
起きると、目のゴロゴロ感が昨夜より少なくなっていた。でも目にハードコンタクトレンズが入っている違和感はある。この違和感は、ソフトコンタクトレンズを入れたまま忘れて寝てしまったときの違和感とそんなに変わらない。専用ハードコンタクトレンズには度が入っているので、視力回復後と同じくらいの視力で周囲を見ることができる。

ということは、専用ハードコンタクトレンズをはずしても同じような視力で周囲を見られるはずだ。さっそく洗面所ではずしてみると……。おおおっ! いつもはボヤけるハミガキ粉とかボディーソープの文字が見える! 急いで部屋に戻ってテレビをつけると、テレビ画面の文字も読める! 窓から外を見ると風景も遠くまで見える! ただ、片目だけ少し乱視っぽいのでダブって見えたが、不思議なことに時間が経つにつれてそれにも慣れていった。

1日目(2011年5月7日23:00) 夜になっても視力が衰えず
起床してから(専用ハードコンタクトレンズをはずしてから)12時間以上経ったにもかかわらず、テレビ画面の文字がちゃんと見える! けっこう効いているかも!? しかし、起きたときよりも視力が低下してきているのがわかった。でも1日目なのに鮮明な視力を12時間も保てるのはけっこういいかも。

いつもソフトコンタクトレンズをしていたので目が疲れて困っていたが、いくらパソコンでデスクワークをしても目が乾かないし、頭痛もしないし、目も疲れない。これはすばらしい! 映画館で映画を裸眼で見られるレベル!

2日目(2011年5月8日03:00)就寝 目のゴロゴロはまだある
いまだに視力回復の効果が残っている。うれしい。1週間後にはどれだけ視力が回復しているのかとても楽しみである。とりあえず、消毒液(保存液)に浸してある専用ハードコンタクトレンズを取り出して着用して寝ることに。目がゴロゴロするが初日ほどではなかった。もしかして慣れてきたのだろうか? でもゴロゴロする。

2日目(2011年5月8日10:00)起床 完全にクッキリと見えるようになった!!
慣れないハードコンタクトレンズをしているので、起きたときに鏡を見たら目が少し充血していた。はたして、前日よりも視力が良くなっているのか? ドキドキしながらコンタクトレンズをはずすと……。

すっ! すっげええええええええええええええ! 1日目よりも遥かに鮮明に見える! 記者は片目だけ少しだけ乱視があるのだが、その乱視すらなくなったかのように鮮明! 記者は1.5くらいに視力が戻ることを期待していたが、さっそく1.5くらいの視力に戻ったのでは!? 寝ているだけで視力回復という人間の医療技術のすごさを身をもって体験した!

2日目(2011年5月8日20:00)
やっぱり夜になると視力が元に戻りつつあるのがわかる。しかし、遠くの文字はちゃんと読め、何がどこにあるかわからないというわけではない。どちらかというと、見えなくなるというよりボヤけてくるといった感じか。薄くモヤがかかった感じになって視力がもとに戻っていく。これには個人差があるはずだし、まだ2日目なので出ている現象なのかもしれない。

・オルソケラトロジーを2日間体験してわかったこと
まずメリットは、コンタクトレンズをつけているときの煩(わずら)わしさが皆無なので、眼精疲労や肩こり、頭痛、ドライアイ、目の違和感がまったくないこと。自然な風景を目にすることができるので、非常に開放的な気分になれる。驚いたのは、やはり1~2日目から視力がグンと回復したところ。手術なしでこの視力が手に入るのはかなり嬉しい。

デメリットは、毎晩オルソケラトロジー専用ハードコンタクトレンズを着用しなくてはならないという手間。ソフトコンタクトレンズとは違って扱いを慎重にする必要があるので、ちょっと手間がかかる。とはいえ、オルソケラトロジーをする前から日常的にコンタクトレンズを使用していたわけで、手間が増えたという感じはしない。あと、最初は目がゴロゴロして心配になる点もデメリットかもしれないが、早くも2日目でゴロゴロ感が減った。

記者は今後もオルソケラトロジーをしていく予定なので、今後定期的に経過を報告したいと思う。少なくとも、記者の場合は1~2日目で飛躍的な視力の回復があった。気になる人は、医師の相談のもとオルソケラトロジーがどんなものか調べてみるといいかもしれない。

いろいろと調べてみたところ、最安値の眼科委医院で10万円程度のところもあった。その値段にテスト用コンタクトレンズ費用が入っているのか、ケア用品代も入っているのか、どこからどこまでの値段なのか、いろいろと調べてみよう。

Correspondent: Kuzo