ゴールデンウイーク真っただ中、旅行を楽しんでいる人も多いのではないだろうか? くれぐれも宿泊先のホテルや旅館からタオルを持ち帰ってはいけない。つい間違えて持ち帰ってしまうこともあるかもしれないが、今後はチェックアウトのときに、フロントで足止めを食らうことになりそうだ。

というのも、アメリカのとある企業が画期的なタオルを開発したのだ。そのタオルとは、個体識別のできるICタグが内蔵されたもの。旅行カバンにうっかり入れてしまうと、フロントで「お客さま、タオルはお持ち帰りにならないでください」と言われることになる。

米マイアミの「リネン・テクノロジー・トラッキング社」は、RFID(電波による個体識別の略)タグの内蔵されたタオルを開発。同社はタオルだけでなく、シーツ・バスローブにもタグを埋め込んでおり、これによりそれぞれの個体識別を可能にしている。すでにマイアミ、ホノルル、マンハッタンのホテルで実験的に導入が行われており、タオルなどの持ち帰りが半分以下に減少したそうだ。

同社の副社長ウィリアム・サービン氏は、「昨年、あるホテルのプールのタオル持ち帰り件数は1カ月当たり4000件でした。それがタグ付きタオルを導入してからは750件まで減少しています」と説明している。金額にして、1カ月に16000ドル(約130万円)の損失を抑えることに成功しているという。

ちなみバスタオル1枚当たりの単価は、従来のもので約5ドル(約400円)。タグ付きタオルは9ドル(約730円)になるとのこと。若干割高なタオルではあるが、持ち帰りの損失を削減できると期待されている。遠からぬ将来、日本でも導入されるものと思われる。いずれにせよ、持ち出しの許されない備品は、かばんに入れるべきではないだろう。

参照元:The New York Times(英文)