「日本のための優勝」という言葉とともに、ミキティスマイルを届けたフィギュアの女王、安藤美姫(トヨタ自動車)へ、韓国からも称賛の声が贈られている。

30日、モスクワで開催されたフィギュアスケート世界選手権で計195.79点をマークした安藤が、前日のショートプログラムで1位につけていたキム・ヨナを逆転し優勝。韓国でフィギュア・クィーンと呼ばれ、国民から最も愛されるスポーツ選手ともされるキム・ヨナは、29日の時点で安藤より0.33点高いポイントをマークしていたが、フリーでミスを連発し、2位で大会を終了した。

試合終了の直後から、韓国メディアは一斉に同大会の結果を大々的に報じ、検索語の上位は「キム・ヨナ」の文字が占めていた。また、表彰台でみせた涙にも触れ「キム・ヨナ 涙」という検索語が1位となったが、その一方で、安藤の活躍を褒め称える記事が目立っていたのだ。

各メディアは、ショートプログラムの演技中、衣装が破けるというハプニングを写真付きで報じ、「慌てることもなく、実力を発揮する姿がすばらしい」と称賛。また、試合後には「日本に笑顔を届けたかった。自分のためでなく、日本のための優勝」と話し、東日本大震災を見舞った安藤のコメントにも触れ「拍手を送るしかない」、「文句のつけようがない」、「情熱的な演技が美しかった」など、逆転女王へ祝福のメッセージを贈っている。

今回のように、韓国メディアやネットユーザーが手放しで日本選手を褒めるというのは、異例と言っても過言ではない。「国のための優勝」とコメントした安藤の姿は、愛国心が強いといわれる韓国人の心を揺れ動かしたのだろう。

参照元: My Star News(韓国語)