皆さんは、オンラインゲームにハマって何時間も続けてしまった経験はないだろうか? さまざまなタイプのオンラインゲームが存在するが、特にRPGなどのオンラインゲームにハマっている人が多いようで、四六時中ずっとオンラインゲームをしている人もいるはずだ。そんな人にとって、悲しいニュースが入ってきた。今年、青少年が深夜24時以降にオンラインゲームに接続することを禁じる法律がスタートするというのだ。

韓国では、青少年の10人に1人が「ゲーム中毒者」だという。これは正式に調査されたデータで、実際にオンラインゲームのやり過ぎで死亡するケースも報告されている。年々この状況は深刻化しており、この流れを食い止めようと新たな法律が韓国の国会を通過した。

韓国国会の常任委員会を満場一致で通過した新法律とは「深夜、青少年のオンラインゲーム接続を強制的に遮断する」というもの。具体的には、午前0時から朝6時までの時間帯に、満16歳未満のユーザーがオンラインゲームへ接続しようとすると、強制的に接続を遮断されるのだ。

情報化振興院によると、韓国の青少年(9~19歳)の12.8%にあたる93万8000人がネット中毒者で、このうちの大部分がオンラインゲーム中毒とされる。ゲームをしていないと禁断症状が現れ、日常生活への支障が出るほどで、この症状はアルコール中毒や薬物の症状に近いのだという。

学力が低下し社会に適応できなくなるほか、暴力性の高いゲームをプレイしすぎたことで実生活で暴力に及ぶ事例も少なくない。実際に2010年11月、オンラインゲームのやり過ぎをとがめられた釜山に住む中学3年の少年が母親を絞殺し、自らも命を絶つ事件が起きてしまった。

韓国メディアによると、少年は幼いころからオンラインゲームにのめり込み、銃や剣を使うゲームを好んでいたという。母親を殺害後、「ゲームのことで母親とけんかし、頭に血が上ってしまった」との遺書を残して首をつった。同年2月にも20代の男性が同様の理由で母親を殺害する事件が起こっている。

この背景には、受験戦争のストレスもあるといわれ、ゲーム中毒の広がりは国家的損失を生んでいる。これまで小中高校への訪問相談や、コンピューターに触れることがないようキャンプへ参加させるなどの対策に取り組んでいたが、具体的な法律が制定されるのは初めてのことだ。

このため親たちは同法律を大歓迎しているのだが、一方でゲーム業者は猛反発。事実上、サーバーを海外に置いているゲームに関しては規制する方法がないため、法律が執行されても接続可能なゲームサイトは存在してしまう。同法律は、早ければ今年下半期にもスタートされる予定だが「根本的な問題は、解決されるのだろうか」と懸念する声も少なくない。

参照元: NTN(韓国語)
写真: RocketNews24.