イギリスのITセキュリティの専門家が、アップル社のモバイルOS「iOS4」に、公表されていないプライバシーに関わる重大な機能が隠されていた事実を突き止めた。それは、iOS4を導入した直後から、ユーザーの移動履歴を秒単位で記録するというものだ。しかも1年単位で記録を残しているのである。このことについて、アップルは今のところ、公式な発表を一切行っていない。

この問題は、英国のセキュリティ専門家のアラスター・アランとピート・ワーデンが偶然発見したものだ。彼らは、ユーザーの位置情報に関するソフトウェアを開発していたときに、iOS4が詳細な位置情報を記録していることに気付いたのである。

このことについて、デジタル・プライバシーの専門家フランク・M・アハーン氏は、「これはとても恐ろしいことだ」と指摘している。個人のプライベートはなくなり、会社が従業員の行動の一切を監視することもできてしまうのである。さらには、警察が令状なしで、個人の位置情報を抜き取ることさえ可能になってしまう。場合によっては、悪意のある第三者にデータを容易に閲覧される危険性さえある。しかも現在のところ、対処法はないという。

なぜ、このような機能を隠していたのだろうか? どのような理由があるにせよ、アップル社には速やかに対応して頂きたいものだ。

参照元:FOX NEWS(英文)