幼いときに脳腫瘍を患い、視力を失った少女が、欧州議会の通訳として働くこととなった。彼女はブリュッセルの議会ビルに招待を受け、4カ国語を扱い職務を果たす予定だ。

アレクシア・スローンちゃん(10歳)は、2歳のときに脳腫瘍にかかり、視力を失った。自らの目で世界を見ることは出来なくなったものの、彼女には生まれついて語学の才能が備わっていたようだ。イギリス出身の父親から英語を学び、母親からフランス語とスペイン語を学んだ。彼女の家庭では日常的に3カ国語が話されており、幼いうちから異国語に慣れ親しんでいたのである。

4歳になるときには、すでに点字での読み書きを覚え、6歳にして中国語を身につけた。9歳で英国ナショナルカリキュラムの中等教育修了資格で、最高評価点を獲得。現在はケンブリッジ大学でドイツ語を学んでいるという。

その傍らで、東イングランド欧州議会議員のロバート・スタディ氏に招かれて、議会ビルで通訳として働くことになったのだ。本来、議会ビルは14歳以下の入場を認めていない。彼女に限って特例が出されたのである。

実は彼女は、6歳のときに若き才能ある人物に贈られる「ヤング・アチーバー・オブ・ザ・イヤー」に輝いていたのだ。そのときから通訳になることを夢見ていたのだが、その願いをロバート氏が叶えてくれた。とても若い彼女ではあるが、これから立派な通訳として働くことだろう。

参照元:Nothing To Do With Arbroath(英文)