子どものいる女性はそうでない女性に比べて運動量が少なく、カロリー摂取量が多いというデータが示された。産後太りから抜け出せないというのはよく聞く話だが、それを裏付けることになる。

米ミネソタ大学の研究者らが調査したところ、子どもを持つ人は男女ともに平均運動量が少なくなる傾向があったが、男性のBMI値(身長から見た体重の割合を示す体格指数)は子どもの有無で差がないのに対し、女性のBMI値は子どもを持つ人が上回った。

なぜ母親になることが体重増加に繋がるのか。調査によると、果物や野菜の摂取量は子どもの有無で変わらないが、一日の平均摂取カロリーは子どもを持つ女性の方が368kcal多い。「上乗せ摂取」があるということだ。子どもの食べ残しを口にしていることも多いのだろう。

自らも2歳児の母であるミネソタ大学家庭医療・公衆衛生学科のバージ教授はこう説明する。「果物や野菜をお手本として食べると同時に、子どもの好物、例えばナゲットやチーズ料理などを一緒に食べているのでは。運動不足と相まって肥満に繋がります。また親としてやるべきことは他にも山積みで、冷凍ピザで済ませたい日もあったりと、食事内容に気を配れない時もあります。どう折り合いをつけるかですね」

確かに、育児中の女性が産前と同じ生活習慣を維持するのは至難の技だ。調理の油を減らしたり、子どもとボール遊びをしたりと、日常の中でできることを織り込む意識が大切になる。完璧な食生活を目指したり、わざわざ運動の時間を作ったりではかえってストレスがたまることもあるだろう。太っていようが、母親が笑顔でいてくれるのが子どもにとって一番ではなかろうか。

自分の体に多少脂肪が付こうが、それは子ども中心の生活をしているということ。そう考えると、母の脂肪は愛である。

参照元:time.com(英文)