震災の前と後の日本列島(夜景)の衛星写真を、米国海洋大気庁(NOAA)が公開。周辺諸国の中でもひときわ明るかった日本夜景のあまりの変貌ぶりに、被害の大きさがあらためて感じられます。

この画像は米国防気象衛星(DMSP衛星)が撮影したもので、震災後の画像(右側)は震災翌日の12日夜のものだそうです。

震災発生当日の11日、東北地方は約440万軒の大規模な停電に見舞われました。この地図を見ると、震災の前(左側)と後(右側)とでは夜景の明るさの違いが歴然。かつては東北も主要都市を中心に点々と明るく輝いていましたが、震災のあとは完全なる漆黒の闇になっているのがわかります。被害の大きさを実感すると共に、この闇の中で不安な夜を過ごす被災者の様子や、当時の情景がまざまざと浮かびあがってくるようです。

計画停電が開始されたのはこの2日後の14日から。衛星写真が撮られたとき、首都圏における計画停電はまだ施行されていませんでしたが、東京周辺や、管轄が違う関西方面や九州地方の明るさまでもがわずかに縮小されて見えるのは、自主的な節電によるものでしょうか。もしそうだとすれば全国のみなさんの被災者を思いやる気持ちが、この地図に表れている気がします。

東北電力によると4月5日16時現在、青森県、岩手県、宮城県、福島県の一部地域164059戸(津波等で当社設備、公共的なインフラ、家屋等が流失した地域含む)で停電が依然続いており、復旧には長期化かかるとの見通し。被災者の方々には一日も早く、平穏な日々が戻ることを切に願うばかりです。

寄稿:Pouch

参照元:nnvl.noaa.gov