中国・吉林省出身の張さんの愛犬トラちゃん。昨年、急にエサを摂らなくなり、ほどなく死んでしまった。トラちゃんを埋葬しようとしたところ、お腹にしこりを発見。なんと、お腹から大きな石が出てきたそうだ。ニワトリの卵と同等の大きさだという。

その後の調べでトラちゃんは胃結石だったことが明らかになった。しかもこの石、50万元(約620万円)の価値がついたという。それにしても、どうしてそんな高額になったのだろうか?

専門家によると、犬の胃結石は「狗宝(くほう)」と呼ばれ、漢方薬の原料になるそうだ。胃腸の気の流れを整え、抗うつ、解毒効能があり、胃がん、食道がんにも効くとされている。古くから牛の結石「牛黄(ごこう)」、馬の結石「馬宝(まほう)」と並び「漢方三宝」のひとつとして、非常に珍重されている。

張さんが狗宝を所有していることをどこから聞きつけたのか、ある日突然、北京の漢方商が自宅に訪れ、高値での売却を持ちかけてきたそうだ。その後も各地から売ってほしいと依頼が舞い込み、果てはとあるオークション会社から7月開催のオークションへの出品の招待まで受けているという。

しかし張さんは、胃結石をトラちゃんの遺品として大切しており、いまのところ「売るつもりはない」としている。

参照元:新浪新聞(中国語)