北朝鮮がTwitter上の「つぶやき」使って、宣伝戦をスタートさせたのは昨年8月だった。「uriminzok」というニックネームでアカウントをつくり、「全朝鮮民族へ告げる。祖国平和統一委員会報道官の答弁、論表、祖国統一3大憲章」などの文章でTwitterデビューを飾っていたのだ。同アカウントは、これまで「朝鮮民主主義人民共和国」のアカウントのみをフォローしていたはずが、約半年が経過した現在、突然アメリカ人男性をフォロー返ししたことが判明したのである。

北朝鮮と相互フォローを結んだ人物は「Jimmy Dushku」と名乗る23歳の米国人男性だ。彼は、韓国メディアのメール取材に対し「Twitter上のメッセージとメールを使って、北朝鮮側へ『僕はあなたをフォローしたのに、なぜフォロー返ししてくれないのですか?フォローしてください!』と、相互フォローの要請をした」とし、「北朝鮮について、もっと知りたいと思っており、北朝鮮に関連する友人がほしかった」と説明している。北朝鮮側は、この男性からの要請を受け入れ、フォロー返しした形となる。

北朝鮮Twitterは、韓国向けにつくられた宣伝ウェブサイト「我が民族同士」が開設しており、ユーザーとの交流が目的ではなく、海外に向けた一方的な思想配信に重点が置かれている。また、今年1月にはTwitterがハッキング被害に遭い、金正日(キム・ジョンイル)総書記と後継者とされる正恩(ジョンウン)氏について、「老いぼれ金正日」、「最悪な子豚・正恩」など2人を非難する文章が掲載されたこともあった。このような非常事態を経て、なぜ今になって、たった1名の一般ユーザーをフォローし返したのだろうか?

一部では「北朝鮮なりの思惑があり、疎通を試みようとしているのでは?」、「Twitterを通して、情報をリークすることは最も簡単で自然な手段」という意見もあるようだ。

北朝鮮が「絶対悪」とするアメリカの人間と、インターネット上で交流を図ろうとする真意とは? 今後、どのような会話が繰り広げられるのだろうか… …。この不気味なTwitter上の交流から、今後も目が離せない。

参照元:京郷新聞(韓国語)