現在、北朝鮮の次期総書記として話題の金正雲(キム・ジョンウン)氏。日増しにメディアへの露出も増えており、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者として正式任命される日も近いのでは、との声も多い。そしてこのほど、北朝鮮が正雲氏を賞賛する曲を紹介し「Xデーは、いよいよか?」と注目を集めているのだ。

北朝鮮最大の報道機関であり国営通信社の、「朝鮮中央通信」によると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が2月27日に一面トップで『朝鮮青年の行進曲』の歌詞を掲載したと報じた。

この曲は3節で構成されており、「金将軍の下に集まろう」という歌詞が繰り返し登場する。1節目は「足取りも雄壮に、金将軍の下に集まろう」。2節目は「赤旗を空高く、金将軍の下に集まろう」。そして3節目は「同志よ、肩を組んで、金将軍の下に集まろう」だ。金将軍への忠誠を強調している内容なのである。

ここで注目すべきは、今までの曲に登場していなかった「金将軍」という呼称が使われている点だ。金総書記を表す「将軍様」ではなく「様」の字を取って「将軍」と表記されていることから、正雲氏を表しているとみられる。

過去に、彼を称える曲として『パルコルム(足取り)』が発表されているが、この歌詞では「ずんずん、ずんずん/我らが金大将の足取り」とし、正雲氏を「大将」と呼んでいる。つまり、これまで「青年大将」もしくは「金大将」と呼ばれていた正雲氏が、新曲で「将軍」とされていることから、地位が格上げされた可能性が高いのだ。

また労働新聞は、28日の一面トップで、「青年たちは、『朝鮮青年の行進曲』を声高らかに歌い、昨今の激戦で青年前衛の名誉をとどろかそう」との社説を掲載。若者の役割を強調するとともに、彼らの闘志を奮い立たせる意図が感じられる。

現在韓国が、米韓合同軍事演習と野外機動訓練を実施している。これに対して「ソウルが火の海になる」と威嚇する北朝鮮。再び緊迫度が増す朝鮮半島で、迫り来るXデーに向け、北朝鮮では着々と世継ぎの準備が進められているようだ。

参照元:世界日報(韓国語)