日本でいちばんの大盛りカレーを出す店に行った時のことを語るとしよう。あれは今から36万……、いや、3~4年前だったか。まあいい。私にとっては昨日の出来事のように脳裏にカレーの姿が焼きついている。その店のカレーは、まるでエベレスト山のように高くライスが盛られ、カレールーが山のふもとの湖のような状態になっていた。

きっと、このカレー屋のカレーよりも大盛りのカレー屋は日本にあるまい。日本にないということは、世界にもないと思われる。よって、地球でいちばん大盛りのカレー屋ということになる。どれだけ凄まじい大盛りカレーなのかは、この記事の写真を見ればわかるはずだ。そこらへんのカレー屋の大盛りとは次元が違うのだ。

そのカレー屋の名は『久留味』。京都市左京区にあるカレー屋で、付近の大学生がたくさん集まってカレーを食べている人気の店だ。カレー自体は普通に美味しいカレーで、「スパイスがすごく利いてる!」とか「秘伝の味!」とかの要素は特にないものの、安心して食べられる味をしている。

ここの大盛りカレーは普通の感覚で注文してはいけないカレーだ。「いちばん大盛りを頼む」なんて言った日には、ある意味「死」を覚悟したほうがいいかもしれない。大盛りカレーのライスは家庭用の電子ジャー1回分の量があり、なんと5合! 常識的に考えて、ペロリと食べられる人は稀である。まさにライスの山! 富士山! キリマンジャロ! エベレスト山! 「ここで死ぬ運命ではない」と感じている人は、普通サイズのカレーを食べるのが無難だ。

ライスが極端に多いが、カレールーが足りなくなると無料で追加してくれる。よって、カレーも大盛り状態といえる。残念ながら現在は休業しているらしい。また復活してくれると嬉しいのだが……。

(文・写真=B級グルメ評論家・のりすけ)