中国河南省洛陽市で新型消防車が公開された。消防車の荷台には巨大な筒が備え付けられている。実はこれは、中国消防が誇る新兵器「ウォーター・バズーカ」である! その名の通り、発射口からすさまじい勢いの水を発射させ、消火活動を行うのである。バズーカ砲の旋回可能範囲は360度。強力な消防車両の登場に消防官たちも、驚いているという。

「発射!! 」の号令でバズーカから、霧状の水が発射されると、100メートル先に用意された火の海に到達。霧状の水柱は、炎を一瞬のうちに鎮火した。その時間わずか1分足らず、使用された水量は約3トンだ。

搭載されたバズーカ、実は中国空軍戦闘機「J-5」のエンジンを改造したものである。このエンジンにより、世界最高クラスの噴射効率で、火を瞬く間に消火するのだ。水以外にも、消化剤の発射も可能で、射程距離は120メートル。すでに空港や油田等の消火活動でその力を発揮しているという。

なお、同型の消防車は香港、台湾を除いた中国全土で12台配備されているそうだ。ちなみに消防車の製造費用は300万元(約3700万円)とのことだ。今後は石油貯蔵庫、化学工場、トンネル、空港、ショッピングモール等、危険度の高い火災が発生するおそれのある場所や、広い場所に導入される見込みだ。これで火災は一網打尽。中国消防の「最終兵器」といっても過言ではないだろう。

screenshot:news.xinhuanet.com

■参考リンク
新華網(中国語)