人類は遠い昔から、夜の生活が有意義なものとなるよう様々な努力をしてきた。古代ローマ人は、「カバの鼻」や「ハイエナの目玉」など珍しいものを媚薬と信じ追い求めた。中国人も「サイの角」などを珍重した。

現代人も古代人に負けてはいない。医薬系出版社『ウォルターズ・クルワー』が2005年に実施した調査では、男性の機能不全治療にアメリカ人が支払った金額は1470億円にのぼり、内1260億円はファイザー社の『バイアグラ』が占め、残りはバイエル社の『レビトラ』とイーライリリー社の『シアリス』で分け合った。

ここで紹介するリストは、誰もが手軽に入手でき、媚薬効果があるとされる食べ物を、TOP10形式にしたものである。今後、いざというときの参考になるかも知れない。

■No.1:オイスター(牡蠣)
亜鉛が豊富に含まれるオイスターは、性欲を向上するドーパミンの分泌を促進する。亜鉛はまた、精子の生産には欠かすことができないミネラルで、機能不全の男性の多くは亜鉛が不足していることが分っている。

牡蠣には亜鉛以外にも、性ホルモンの過剰分泌を引き起こすアミノ酸が含まれている。このアミノ酸のメリットを享受するには、オイスターを良く噛んで食べる必要がある。

■No.2:アボカド
アボカドの木は、アステカ人から「睾丸の木」と呼ばれる。二つセットで実をつけているアボカドが、如何にもそれらしく見える、というのが理由だ。余談はさておき、アボカドはタンパク質の代謝を助け、スタミナを向上する。また、アボカドには男性ホルモンの生産を助け、女性の甲状腺を安定させる「ビタミンB6」も含まれている。

■No.3:セロリ
古代ローマ人から媚薬と信じられていたセロリは、現代医学でも、女性を性的に興奮させるフェロモンを誘導する物質を含んでいるので、女性のムードを促進する食べ物として知られている。

■No.4:バナナ
紀元前327年、アレクサンダー大王によって発見されて以来、バナナはあらゆる文明で精力剤として知られるようになった。バナナに含まれるミネラルと酵素は、男性にとっては媚薬であり、スタミナを維持する栄養源でもある。ベッドに入る2~3時間前に食べるのがベストである。

■No.5:チョコレート
バレンタインデーにチョコレートを贈ることには理由がある。ただ美味しいだけではない。チョコレートに含まれる、「抗酸化物質、セロトニン、テオブロミン」といった成分が、「リラックス、陶酔、喜び」といった気持ちを誘導する。また、「フェニルエチルアミン」と呼ばれる成分により「恋に落ちる」感覚を引き起こす。

■No.6:ザクロ
地球上で最も古い果物の一つとして知られるザクロは、その種(たね)の豊富さと、強力な媚薬効果から「多産」の果物として古くから崇められてきた。ザクロには、「エストロゲン」という成分が含まれており、女性ホルモンを活発にさせることができる。つまり、女性をより女性らしくする食べ物である。

■No.7:アスパラガス
アスパラガスには、男性、女性を問わずオーガズムに達するために必要とされる「ヒスタミン」の生産を促進する生理活性物質「葉酸(ようさん)」が含まれている。そして、性ホルモンを刺激する「ビタミンE」も豊富に含まれている。

■No.8:オーツ麦
紀元前2000年にまで遡ることができるオーツ麦は、これもまた、男女を問わず性欲を促進する食べ物として知られている。特に、オーツ麦に含まれる亜鉛、タンパク質、ミネラルは精液の生産には欠かせない栄養素である。そして、オーツ麦の主成分である炭水化物はスタミナ源としても重要で、夜に予定が入っている日などは、朝食にオーツ麦を食べることで性欲を夜まで維持することができる。

■No.9:赤ワインまたはシャンパン
ベッドに入る前にグラス一杯の赤ワインかシャンパンを飲むと、動脈が開かれ血液の流れが良くなり、性欲を目覚めさせる効果が期待できる。しかし、飲み過ぎは性欲と体力にとってマイナスとなるので注意が必要だ。

■No.10:ショウガ
数千年前に中国から広まった生姜は、アジアの料理には欠くことのできない食材だ。様々な効能が知られている生姜だが、生殖器の血流を促進し、性欲を向上する効果もある。

最後に番外編だが、性欲をそそる「食べ物の匂い」として、男性には「カボチャのパイ」と「バターポップコーン」が、女性には「甘草(かんぞう)キャンディー」が有効であることが、シカゴの研究機関から報告されている。

photo:flickr CIAT – International Center for Tropical Agricultu

■参考リンク
FamilyHealthGuide.co.uk(英文)