子どもの肥満対策として、先日、台湾立法院(日本の国会に相当)で、ファストフード店の「玩具つきお子さまセット」販売を禁止する法案が通過した。法律成立前に先立ち、ファストフード各社への「玩具つきお子さまセット」販売自粛を呼びかけている。ケンタッキーフライドチキンは既に販売中止、バーガーキングは正式に施行され次第中止、マクドナルドは反対の姿勢を見せている。

同様の法律は2010年に、アメリカのサンフランシスコ政府でも決議されているが、サンフランシスコでは玩具つきのセットを販売する場合、総カロリーを600キロカロリー以下、必ず野菜か果物を取り入れ、ドリンクも脂質と糖質を控えなければならない、としている。それに対し台湾版は完全に禁止する動きだ。

ファストフード各社のうち、昨年7月より自主的に販売を終了したケンタッキーは、その分価格を下げ消費者に還元している。マクドナルドとバーガーキングは今のところ販売を継続中だ。

法案通過を受け、台湾マクドナルドは、マクドナルドは長期に渡り多様なセットを提供しており、各店舗においてお絵かき教室やおはなし会、お誕生日会を開き、児童の食育と健やかな成長に寄与しているとし、お子さまセットに玩具をつけるのもその一環であるとしている。

バーガーキングは、子どもはバーガーキングの主要顧客層ではなく、現在の玩具の在庫が4月末になくなる予定ということもあり、政府が法律で禁止すれば必ず遵守するとしている。ケンタッキーは、販売終了した後も業績には影響なく、むしろ良くなったとした。

では、保護者の意見はどうだろう。
「おまけの玩具のほとんどは中国大陸製。安全面が心配だから禁止はいいと思う」と政府の狙いとは若干ズレているが、概ね賛成の声が上がっている。

一方で「おまけは子どもがファストフードを食べたがる原因のひとつだが、今は多くのコンビニ等でも同様の販売活動が行われているので、ファストフード店だけを規制してもあまり効果がない」と、疑問視する声も。

だが当の子どもたちからは、「おもちゃがもらえないのは残念だけど……おもちゃがあることと、フライドチキンを食べることは別」、「おもちゃがもらえなくても、やっぱりハンバーガーは食べたい」との意見が。

さてこの法律、根本的な解決法となるのだろうか?

photo:flickr Andi Licious

■参考リンク
自由時報(中国語)