高速道路と一般道が並行している道でナビが勝手に高速を走っていると解釈し間違った指示を平然と出し続けるナビにイラついた経験は誰にでもあるのではないだろうか?

イギリス、ケンブリッジ大学のピーター・ロビンソン教授もその一人だ。教授は機械がとても好きでいろいろなガジェットを使いこなす。しかし、教授は常日頃から人間の感情を全く理解しないガジェットに不満を抱いていた。

もし、ガジェットが感情を理解してくれたなら、もっと楽しくガジェットを使えるのではないかと考え、ついに感情を理解する人の顔を持ったナビを開発したのだ。

そのナビは19世紀に活躍したイギリスの数学者、チャールズ・バベッジの顔をモデルに作られたためチャールズと呼ばれる。チャールズは顔の表情、ジェスチャー、声のトーンから人間の感情を理解する。そしてチャールズの顔には24個のモーターが埋め込まれ、人間の感情を理解するだけでなく、状況に応じた感情表現で応答を返すようにプログラムされている。

第三者には不気味な顔をしたナビだがロビンソン教授にはとてもフレンドリーだ。たとえば、ナビの「100メートル先左折です」という指示に対し、教授が「いや、今日は道路が込みそうだから直進しよう」と言えば、「いい判断です、直進に切り替えます」と応答する。

残念ながら不機嫌な状況でのナビとの受け答えはビデオに収録されていなかったので、実際どこまで感情を理解できるかは不明だが、少なくとも直進したい教授の意志に逆らうことは賢明でないということは分かっているようだ。

screenshot:YouTube CambridgeUniversity



■参考リンク
engadget(英文)