今年もあますところ、あとわずか。1年を振り返りさまざまな言葉が、メディアやインターネットをにぎわせた。今年の流行語大賞に輝いたのはNHK連続テレビドラマの「ゲゲゲの女房」でおなじみとなった「ゲゲゲの~」に決定したのだが、その裏で意外に多くの商品に用いられた言葉があるのをご存知だろうか? その言葉とは、「フリー」である。この1年、ありとあらゆる分野の商品に、フリーと名のついた商品が登場していたのである。

フリーという言葉がもっとも活躍したのはビール市場だ。昨年キリンはノンアルコールビール「キリンフリー」を発売し大ヒット。
ついでサントリーがこの8月に同じくノンアルコールの「オールフリー」を投入。一時販売休止となるほどの人気商品となっている。また、アサヒビールの糖質ゼロ発泡酒「スタイルフリー」は、11月に累計販売本数15億本を突破。同市場はまさにフリー一色となった。

他の飲料業界では、JT飲料が糖質・脂質・カロリーゼロの「ルーツ トリプルフリー」を、コカ・コーラが「コカ・コーラ ゼロ・フリー」をそれぞれ発売している。さらには、花王からベタつきゼロの女性用整髪料「ケープ フリーアレンジ」が登場。飲料から日用品まで、この言葉は浸透しつつある。

そして家電製品の分野でも、フリーな商品がお目見えしているのだ。特に注目されているのは、ソニーが発売したブルーレイ・ディスクレコーダー「BDZ」シリーズである。この製品は、「ストレスフリー」がキーワード。従来のブルーレイ・レコーダーよりも起動時間が非常に短く、膨大なデータ容量でもサクサク動くとユーザーからの支持を得ている。スタンダードモデルの「BDZ-AT700」は発売から1カ月を経た今でも、価格比較サイトの「価格コム」で売れ筋ランキング1位を獲得するほどの人気ぶりだ。

2010年は「フリー」を掲げた商品が当たり年となったが、来年はいったいどんな言葉が店頭をにぎわずことになるだろうか。もう1つの流行語大賞として、来年も注目したい。

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