花の都「パリ」や、西洋の驚異と言われる孤島の修道院、「モン・サン・ミシェル」など、華やかで美しいイメージのあるフランス。そんな国の「国歌」なら、もちろん優雅な物だろうと考える方は多いと思います。しかしフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」は歴史を深く感じさせる、人によっては「恐い」と思ってしまう曲なのです。

今回はその一節をご紹介しましょう。(以下太字引用)

第1節

いざ祖国の子らよ、栄光の日は来た!
我らに向かって、暴君の、血塗られた軍旗は掲げられた!(2度繰り返し)
聞こえるか、戦場で、あの獰猛な兵士どもが唸るのを?
奴らは我々の腕の中まで我らの息子や仲間を殺しにやって来る!

[ ルフラン ]

武器を取れ、市民諸君!隊伍を整えよ!
進もう!進もう!不浄な血が我々の畝溝に吸われんことを!

いかがでしょうか?血生臭い歌詞だと感じられる方もいるかもしれません。それもそのはず、この「ラ・マルセイエーズ」は、フランス革命期に工兵大尉ルージェ・ド・リールが作詞作曲した物。元は「ライン軍のための軍歌」と言う、義勇軍の間で歌われた軍歌だったのです。

現在フランスでは、歌詞が過激だと言うことから改訂すべきだという議論も出ていますが、今も変わる事無く歌われています。またこの曲はイギリスの国歌「女王陛下万歳」と並び、世界最古の国歌だそうです。

参照:ラ・マルセイエーズ -フランス共和国国歌