カナダのあるレストランに設置されていた口紅をつけたくちびるを模した男性用便器が、「女性への侮辱」だという市民のクレームによって6月1日に撤去された。

この便器は、カナダ・オンタリオ州ハミルトン市に店を構えるレストランに、2007年のオープン当初から設置されていたもの。ジョークや芸術作品としてこの奇妙な便器を喜ぶ人々がいた一方で、「不快である」としてこれまでに1100通もの投書が寄せられており、その中には市長によるものも含まれていたという。

「女性虐待防止グループ」の代表者は便器撤去の知らせを聞いて、「驚きとともに興奮を覚えた。イラストではあるが明らかに女性の口を模したものであり、そこに向かって用を足すというのはジョークでは済まされない」と語った。

このくちびる型便器は、2006年にオランダ・アムステルダム市内のマクドナルドに設置されていたものが問題となって撤去されたほか、オーストリア・ウィーンの国立歌劇院付近にある公衆トイレに設置されたものが市民の苦情により撤去されたという前歴がある。

口に向かって用を足す光景も愉快なものではなさそうだが、手入れ不足で汚れていくのを見るのも気分が悪そうだ。

(やながわ)