イギリス南部ドチェスター近郊の村ウィンターボーン・モンクトンの新聞配達員、テッド、イングラムさん(90)がギネスにより世界一長く新聞配達を続ける最年長の新聞配達員として認定されたことを英Sky News Online紙が伝えた。

彼は1942年に新聞配達員として働き始め、68年経過した現在も未だ現役で仕事を続けている。この期間彼が届けた新聞は50万部以上にも及び、この間彼のお客さんたちの元に新聞が届かなかった日は2日のみで、この両日とも激しい吹雪のせいで彼の元に新聞が届かなかったためだという。

そして彼が今までに休暇を取ったのは2日のみで両日共に60年代に家族旅行に行った際で、この時は近所の人が彼の代わりに新聞を届けたらしい。50年代に彼が背中を痛めた時も彼の妻が代わりに村の人達に新聞を配達したのだという。

インタビューに彼は「私はこの仕事が大好きだ。お金にはならないが村のため、自分の健康のため、そして何よりも楽しいからやっている。この仕事は皆とちょっとした会話を交わすことができるのが楽しい。」と答えた。

そして信じられないことに彼は90歳にしてもう一つの仕事を持っている。村の近隣の家々やトレーラーハウス用のキャンプ場の芝を刈る仕事もしているのだという。恐るべき90歳だ。

ギネスは現在テッドと連絡を取って内容を確認し、公式に彼を世界記録保持者にさせるため準備中とのことだ。

記者:須久和