アメリカ航空宇宙局(NASA)発表の写真によると、アラブ首長国連邦・ドバイにある、世界地図をかたどって作られた人工諸島「The World」が少しずつ移動し、沈下している疑惑が持たれている。

「The World」はドバイの大手デベロッパー・ナキール社が行う建築プロジェクト。長さ9キロメートル、幅7キロメートルの海上に、3億2000万立方メートル(東京ドーム約260杯分)の砂と4700万トンの岩を用いて、300の人工島を世界地図そっくりに配置するものだ。04年5月からは世界各地の名前がついた島が売り出され、完成を前にして半数以上がすでに売れているという。

しかし、埋め立てとインフラ整備だけで30億ドル(約2700億円)かけたプロジェクトは世界金融危機を境に頓挫し、09年11月のドバイ・ワールド社とナキール社の債務不履行により建設工事は完全にストップしてしまったと言われている。一連の疑惑に対して、ナキール側は「不正確」との声明を発表している。

不動産バブル崩壊による「地盤沈下」が、本物の地盤沈下疑惑を呼び起こしてしまったということか。

記者:やながわ(from cocolognews)