新しい年、2010年の到来に世界中の人々が歓喜の声をあげたが、1月1日に新しい刑法が施行されたチェコでは多くの囚人が晴れて自由の身となり、喜びの中我が家への帰路についたという。

今回の刑法改正では、無免許運転や自家酒造、無許可の狩猟、軽微な窃盗などの軽犯罪についての禁固刑が廃止されるとともに、殺人や飲酒運転などの刑罰が強化された。これにより、軽犯罪によってチェコ国内の刑務所に収監されていた285名の囚人たちが1月1日をもって釈放されたのである。また、入獄待ちあるいは刑事裁判中の被告約70名についても同時に身柄が解放された。一方で、余罪があるなどの理由で釈放されなかった囚人もいたそうである。

そんな中、プルゼニ州の刑務所では、1日の夕方に囚人1名が自殺する事件が発生したという。刑法改正で釈放されて我が家に帰れると思っていたところに、残念ながら釈放されないことが伝えられ、失意のあまり自殺したのではないかとの憶測が出ている。彼がどんな罪を犯したかは定かではないが、釈放が期待できるほどの重くない罪なら、もう少しの辛抱で出所できただろうに…。

記者:やながわ(from cocolognews)