お正月に子供が楽しみにしているものといえば、お年玉だ。毎年この時期になるとお年玉の相場が、使い道が、という話題が出てくる。お年玉の風習は日本だけでなく中国や韓国にもある。

中国ではお年玉のことを「圧歳銭(ヤースイチェン)」という。もともとは家長が子どもたちに銅銭を歳の数だけ与え、祟りを防ぐ「圧祟銭」だった。「祟」と「歳」が同じ発音だったことから、やがて「圧歳銭」と呼ばれるようになったといわれる。しかし、そんな厄除けの意味合いはすっかり忘れ去られ、かつては多人数の兄弟に少しずつ分配されていたものが、一人っ子政策によって親・祖父母・親戚、さらには親の友達からのお年玉が1人に集中するようになった。一人っ子に対する周囲の溺愛に加えて昨今の経済発展により、お年玉の総額は年々上昇傾向にある。

家庭環境や経済状況によって大きく異なるが、1人の子どもがもらう金額はだいたい1,000~2,000元(1元は約13円)のようだ。ちなみに、09年の大学新卒者の平均月給は約2,100元である。ただし、中国は春節(旧正月)を正月とみなす風習が残るので、子供たちがお年玉にありつけるのは2月になってからだ。

記者:やながわ(from cocolognews)