DaVinciCod

世界で人気を集め、今年は続編も公開された映画『ダ・ヴィンチ・コード』を地で行くような調査が行われている。研究を行っているのは、イタリアの美術史家セランチーニ氏。

フィレンツェ政庁舎の大広間にある『アンギアーリの戦い』と呼ばれる壁画は、1504年にレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれたものといわれる。この壁画は1563年に姿を消し、代わりにルネサンス期の画家、ヴァザーリが描いたものが現代まで残っている。

セランチーニ氏は1975年、現存の壁画中にある旗に”Cerca Trova”注意深く探せば見つかる)という文字を発見。ダ・ヴィンチの壁画は今も存在するという仮説を立て、調査を開始した。75年当時は技術的な限界があり、自身の仮説を証明する術がなかったが、約25年後の2000年になって、ヴァザーリの絵はダ・ヴィンチの絵に上書きしたものではなく、厚さ15センチ程の新たな壁面を貼り付けて描かれたものであることが判明した。現在、中性子非破壊検査を用いて、古い壁面にダ・ヴィンチが使っていた顔料を確認する計画を立てているという。

仮説が証明されれば、世界を驚かす発見になるそうだ。調査の結果が楽しみだ。

記者:やながわ(from cocolognews)