イギリスでは2011年3月に国勢調査が行われることが発表されているが、その詳しすぎる調査項目に対してプライバシーの侵害ではないかと非難の声が上がっている。

イギリスでは10年に1度大規模な国勢調査を行っており、次回の調査は2011年3月27日~28日に行われる予定になっている。調査項目は前回の2001年より大幅に増え、解答用紙は32ページにもわたるという。中でも問題視されているのは、個人の具体的な年齢や民族種別はおろか、当日どこで一夜を過ごしたかが分かってしまう内容になっていることだ。また、家主は寝室として用意された部屋の数まで報告しなければならないという。

野党・保守党の下院議員ニック・ハード氏はこれらの調査項目を「ベッドルームの詮索だ」として政府を激しく非難。これに対して統計学者のミシェル・スカラー氏は「より正確な人口調査と、各地域の宿泊施設の混雑具合を計算するのに必要だ」と反論している。

市民からは「こんな馬鹿げた質問の国勢調査を実施して、うそのデータを集めたいのか」といった声が多く聞かれており、1年半後の調査実施までには紆余曲折がありそうだ。

記者:やながわ(from cocolognews)