イタリア高級ブランドが中国市場に目を向け始めている。このほど、アメリカの調査グループによる中国人消費者の嗜好調査が行われ、婦人靴の部門において、イタリア・フィレンツェの老舗靴ブランドであるサルヴァトーレ・フェラガモが第一位の“Best of the Best”を獲得した。

この調査は、高級ブランドを購買する中国の富裕層を対象とした、市場強化を目的とした人気度および消費動向調査で、年に一度報告される。フェラガモは品質およびデザイン性などを認められ、10点満点中8.96点を獲得。次に続くグッチ、エルメスを引き離しての独壇場である。同調査グループ代表は、「中国は今後成長の可能性が高い重要なマーケット。彼らの好みである、スタンダードだが豪華さを兼ね備えた“back to basics”をコンセプトに、高級ブランド市場も着実に方向を変えていくだろう。」とコメントする。

中国が世界の一大消費国となり、注目されるようになって久しい。また、先にイタリアにて開催されたG8の際には、中国政府は約350人にも及ぶ政治および経済界の要人を自国アピールのために送りこみ、イタリアおよびヨーロッパ各国との強化を図ろうとの意図も感じられた。ヨーロッパブランドも商業的観点から、中国市場を魅力的な存在として捉えていることは確実である。

記者:白浜亜紀(from cocolognews)