中国では今「模倣、パクり」を意味する「山寨(さんさい)」という言葉が流行している。中国では携帯電話、パソコンからテレビ番組まで、さまざまな物の「山寨版」が出回っており、一つの文化といっても過言ではない。そんな中、中国のある自動車愛好家がロールスロイスのクラシックカーの「山寨版」を作成して国内メディアに取り上げられた。

車を作ったのは広東省東莞市に住む自動車愛好家の男性。昨年3月頃に雑誌で見た1930年代のロールスロイス車に惹かれ、制作を思い立ったという。手始めに友人から4000ccのエンジンを搭載したプラットフォームを譲り受け、その後は理想のパーツを求めて近隣都市のパーツ屋を何度も探し回った。1日10時間の作業を1年ほど続け、今年の5月についに完成させた。総工費30000元(約42万円)なり。

この車、見た目だけではなくて実際走行も可能らしい。取材に対して男性は「200キロは出るよ。長距離もばっちり!」と語り、取材した記者も試乗して出来のよさに感心している。いやはや、驚くべきバイタリティである。

(やながわ)