全世界で親しまれている赤い果実・トマト。その錠剤が、ロンドンの学会で発表された。形状はトマトを模したかわいらしいもので、血中の抗酸化作用、活性酸素の働きの抑制に効果あり、との結果が出た。錠剤のリコピン含有量は完熟トマト3キロ分で、生のトマトよりもその吸収率は高いという。

英国心臓病財団のピーター・ウィッシュバーグ氏は、この実験結果を米・ハーバード大学に持ち込み、さらなる確証を得る用意もあるという。同氏は近い将来、錠剤は生の果実や野菜より効率のよい栄養剤になるだろうと発言。これに対し、食品からの自然な栄養摂取を推奨する地中海式ダイエットが盛んなイタリア、ローマ大学の栄養学者は一日5種類の野菜・果物から自然な栄養摂取を推奨するコメントを発表した。しかし、当のイタリアでもこの類の栄養補助剤は昨年1年間で10億ユーロの売り上げがあり、今やサプリメントへの関心も高く、その普及も一般化している。

発表されたトマトの錠剤は、スーパーで手にする日も近いとされているが、サプリメントの上手な利用法としては、購入する側が正しい知識を持ち合わせることが必須だろう。

記者:白浜亜紀(from cocolognews)