ジョージ・W・ブッシュ米元大統領がイラク人記者に靴を投げられた事件は記憶に新しいが、今月に入ってからも英国ケンブリッジ大学で講演をした中国の温家宝首相が靴投げられたりと、「靴を投げる=政治家へ怒りをぶつける最高のパフォーマンス」という流れになってきているようだ。

台湾でも2月28日に開催される二・二八事件の中央追悼式典で、馬政権に不満を持つ228人の抗議者が馬英九総裁に靴を投げるという計画が出ているのだという。財團法人二二八事件紀念基金會は「そんな計画聞いてません」「大勢の警備員を配置させるので、実現は無理でしょう」とコメントしているが、台総統府は「馬総裁は靴投げ計画があるのを知っているが、何が起ころうと式典には出席する」との声明を出している。

聯合新聞には「馬は外省人が起こした台湾大虐殺をなかったものにしようとしているのだから当然の報いだ」「あっぱれ!」という意見、「馬は総統になる以前、二・二八記念式典に出席しつばを吐かれたことがある。今回は大量の臭い靴を投げつけられようとしているのに、ひるまないのは立派なものだ」「そうえいば228基金會の理事は独立派だったな。黙認か」というコメント、そして「逆に馬の勢いや人気を高める結果になるのだから、絶対に止めるべき」という見解を示す者もいた。

ブッシュ元大統領や温首相は、海外で外国人から靴を投げられたのであって、今回の計画とは事情が異なる。自国民から総裁が靴を投げられることは、台湾の恥をさらすことにもなる。二・二八事件の遺族たちが、果たしてそれを望むのか。

記者:Julie(fromココログニュース)

■参考サイト
Taipei Times
聯合新聞