「隣人トラブル」の記事まとめ
世の中には「嫌なやつ」がたくさんいる。彼らに対する憎悪は日々深まるばかりだ。しかし、もし彼らの過去に「気の毒な体験」があって、そのせいで「嫌なやつ」になってしまったのだとしたら? 彼らは「嫌なやつ」に変わりないが、少しだけ見方が変わるかもしれない。
筆者は以前、『【隣人トラブル】70代の金髪老人に何度も怒鳴りこまれて引っ越した話 / 決着の瞬間に言われた言葉が哀しすぎた』というコラムを書いた。ここで登場した「紫の爺さん」はとんでもない人物で、ひどく疲弊し、ついに引越まで追い込まれた。
隣人とは、素晴らしくて面倒な存在だ。味方になれば食べ物を分けてくれるし、なにかあれば相談に乗ってくれるし、暴漢に斧で襲われて絶体絶命の大ピンチのときは警察を呼んでくれる(たまに呼んでくれないときもある)。しかし、ひとたび仲が険悪になれば最悪だ。壁一枚隔てた向こうに理不尽な人が住んでいるなんて、ひとときも心が落ち着かない。
筆者は2014年の秋、京都府から東京都へ上京した。23歳の若者らしく夢を見て東京の地を踏み入れ、慣れない標準語に「ほげぇ」と悪戦苦闘しながら中野の賃貸マンションに入居した。家賃は4万8000円。鉄筋コンクリートだけど、とても壁の薄いマンションだ。
本日3月30日……と言っても、あと1時間ちょっとで終わるが、実は今日はマフィアの日であるそう。「何の記念日だよ!」という気がしないでもないが、今から700年以上前のこの日、“マフィア” という名称の由来になったとされる虐殺事件が、イタリアはシチリアで起きたらしい。
詳しくは文末の参照元にある『今日は何の日』をご確認いただくとして、今回はそんなマフィアの日にちなみ、“その筋” なエピソードをご紹介しよう。といっても、語るのはマフィアでもヤクザでもなく、「小学生の頃から10年以上もヤクザの隣に住んでいたカタギの人」だ。果たして、隣人から見たヤクザとは?