都内の練馬春日町駅(大江戸線)から徒歩数分の場所に、いつの間にか見慣れないカフェができていた。オレンジ色の看板に茶色い文字。「おお! ついにこの辺にも『コメダ』ができた──!?」と、心躍らせたのもつかの間。看板のカタカナ部分をよく読むと、コメダではなくミヤマ。『ミヤマ珈琲』と書いてある。
どうもルノアール系列のお店のようだが……なんだろう、このメガネがズリ落ちるような感覚は。『コメダ珈琲店』を連想せずにはいられない佇(たたず)まいに、私の胸は少々ザワついた。そんな気持ち故か、気になりつつも素通りし続け早1年──。ついに先日、私(DEBUNEKO)はミヤマ珈琲の扉を開けた。