「蕎麦」の記事まとめ (3ページ目)
イギリスの登山家ジョージ・マロリーは、エベレストに登る理由を問われこう言ったという。「そこにエベレストがあるから」と──。
山があれば登るのが男。そして、今、私(中澤)の眼前には登るべき山がそびえている。560円にして切り立つそばの山。『味奈登庵 山下町店』の「富士山もりそば」だ!
年の瀬である。今年1年を振り返ると、「新型コロナウイルス」は外して語れないワードだろう。コロナ禍前と別世界に感じるほど社会が変わった。立ち食いそば業界においては、閉店や休止が目立った年だったように感じる。
今年「立ち食いそば放浪記」で紹介した店の中でも、小川町『桃山』や御徒町『お勝ちそば 蔦や』はすでに閉店している。また、ビルの建て替えがキッカケとは言え、50年秋葉原を見守った『六文そば 昌平橋店』の閉店も印象的であった。
残っているそば屋にはぜひ頑張ってもらいたい。そんな思いから2020年に私(中澤)が食べた立ち食いそばのベスト6をここにまとめよう。
苦しくたって爆盛り、悲しくたって激ウマ。そんなロケットニュース24だけど涙が出ちゃう。だって胃腸が弱いんだもん。
というわけで、胃腸には時々優しさが必要である。ある夜、私(中澤)に癒しをくれたのは、かつや姉妹店のとろろそば専門店『東京とろろそば』だった。
夏と言えば冷やし中華である。トマトとお酢の爽やかな酸味がきいた味はまさに夏の風物詩。「冷やし中華始めました」という貼り紙を見るだけで涼しい気分になるのは私(中澤)だけではあるまい。
ほぼ日本発祥の庶民グルメのため、どこで食べてもそんなに変わらない冷やし中華。しかしこの度、圧倒的にオリジナリティーのあるものを発見した。その冷やし中華に使用されていた麺は「日本一ウマイ」と呼び声が高い伝説の暗黒そば。北海道の秘境で受け継がれる幻の音威子府そばだったのである。
青い空、ギラギラの太陽、夏真っ盛り。皆さん、バテてはいないだろうか? 私(中澤)は目下食欲が減退中。もうそばくらいしか食べる気がしないので、スタミナのつきそうなそばをレポートしたい。
重なる肉はまさに山! でも、冷やしそばだからツルッといける。しぶそば蒲田店で販売中の「DX肉盛り冷やしかき揚げ(税込920円)」が、夏バテ気味の体にも染み込むスタミナメニューだった。
〇〇離れと叫ばれて久しい。単純に時代が流れた、そう見るべきかもしれないが、できることならメーカーは頑なに自らの道を突き進んで欲しいと、私(佐藤)は思う。とくにエースコック! エースコックは何でもやりすぎるクセがついてしまったらしい。看板商品の1つ『わかめラーメン』に至っては、2020年4月に「麺なし」というあるまじき商品を販売していた。
つい最近になって、「EDGE × わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」の販売を開始した。ラーメンはどうしたんだよ! 蕎麦を出すなんておかしいだろっ! ところがである。ブランドサイトを見て私は愕然とした。ラーメン離れを加速させているじゃないか……。
セブンイレブンは行っちまったのさ。最強の向こう側へ──。2020年6月4日、セブンのそばコーナーの棚に並んだ新商品を見た時、私(中澤)は震えた。その商品とは「とろ玉そば」、正確には『だし割とろろを味わうとろ玉そば(税込464円)』。半熟卵がついたとろろそばである。
え? 普通じゃね? きっとそう思う人もいるだろう。しかし、私は思うのだ。「誰もヤツには追いつけない」と。なぜならば……
ずっと思っていた。「焼きそばって蕎麦じゃないよな」と。焼き “そば” と名乗っておきながら、実のところ麺はほぼ中華麺だ。言うならば「焼きラーメン」である。
本当に焼きそばはこの麺が適切なのか? 私(中澤)は、不信感から焼きそばの顔を直視することができなくなっていた。そこで日本蕎麦を焼いて本物の「焼き蕎麦」を作ってみることにしたぞ!
気づけばすっかり春である。部屋の中からぼんやりとした東京の空を眺めるたび私(中澤)は思う。「誰がこんな春を予想しただろうか」と。街から人が消え、店は潰れているという。
外出自粛のテレワーク中である私。必要な用事で外出したある日、昼ご飯に御茶ノ水の立ち食いそば屋『明神そば』に立ち寄ったところ、小さな春を見つけた。
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そば道とは死ぬことと見つけたり──。そばを食べた瞬間、私(中澤)はその店に侍を感じた。日本刀のように研ぎ澄まされたのど越しのキレ。そばを飲み下すたびバッサリ切られているような感覚さえ覚える業物(わざもの)である。しかも、この味でもりそばが490円とはこれいかに? 天晴っ……!
クイズ、ミステリー、知られざる秘密……謎とは人の心を惹きつけるものだ。東京は浅草橋に、謎の立ち食いそば屋があることをご存知だろうか?
神田川にかかる左衛門橋の南に位置するこのそば屋。「立喰 そば うどん」と書かれた看板には重要なものが抜け落ちている。それは名前だ。名前がないというだけでとても気になる。はたしてどんな店なのか? そこで入店してみたぞ。
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そば屋の名店がひしめく浅草。歴史に裏打ちされたその味は素晴らしいが、立ち食いそばとなると一気に絞られる。意外と秋葉原の方が激戦区だったりするのだが……
そんな浅草において、激ウマな立ち食いそば屋を発見した。コシがありのど越しの良い細麺は間違いなく浅草立ち食いそばで最強クラス。ピリ辛のつゆが絡むつけそばは1度食べだしたら止まらない!
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立ち食いそば屋の激戦区である秋葉原。そんな中で50年闘い抜いてきた立ち食いそばの名店が閉店するという。その店とは『六文そば 昌平橋店』だ。
黄色い看板が目印のこの店。今も立ち食いそばファンには固い人気を誇る店だけに閉店の報は寝耳に水だった。そこで、店員さんに理由を聞いてみたぞ。
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なんてこたぁないんですがね。そこが良いんですよ。東京都の町屋はそんな町だ。雑多だけど空の開けた駅前を歩いていると、太い道を横切るように路面電車が走っていく。別に美しい風景ってわけでもないんだけど、その一瞬になんとなく見入ってしまう。人の息づかいが聞こえるようで。
散歩するだけでも十分楽しいんだけど、たまたま昼時、次から次へと客が入店していく立ち食いそば屋を見つけた。メニューを見ると、かけそばは税込み270円と庶民的。そこで入店してみたところ……安くとも粋だねえ。
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五月雨を集めて早し最上川──。山形県を訪れた松尾芭蕉が最上川の流れの早さに衝撃を受けて詠んだと言われているのがこの句だ。
ウマイそば屋を求めて色んな町を放浪する立ち食いそば放浪記。山形名物「冷たい肉そば」を出しているそば屋を発見したので食べてみたところ……つゆ、激ウマ! ゴクゴク飲めすぎて喉が最上川になるレベル!!
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ご飯にみそ汁、牛丼に卵。並び立てばウマイに決まっている必勝の組み合わせ。カレーにチーズもその1つだと思う。しかし、カレーそばにチーズがトッピングされているのは立ち食いそば屋を200軒以上回っている私(中澤)でも見たことがない。
絶対ウマイのに……そう思っていたら、「チーズのせカレーそば」というメニューを出している店を発見した。もう勝っただろコレ。
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来てる! 来てるぞ極太そばブームが!! 少し前から極太麺のそば屋にハマりつつある私(中澤)。以前、御徒町のそば屋『蔦や』の記事で、「2020年はそば界に極太ブームが吹き荒れるかもしれない」と書いたが、また1つ、極太そばが食べられる店が現れた。
2020年3月16日、立ち食いそばの名店『一由そば(いちよしそば)』でも、特注麺使用の「太蕎麦」の販売が開始されたのである! しかも価格は270円!! やッッッッッす!