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【パスポートは眠れない】マガンボの告白 第4話

<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳のニート。でも、それも昨日まで。僕はアジアに飛び、バングラデシュの大地を踏んだ。外国人が歩くだけで注目を浴びれるバングラデシュで家を借りて、僕はここに暮らしてニートの神になる! でも紹介された部屋はとても人が住めるようなものじゃなく、僕は挫折して目的は消失。旅で知り合ったアフリカ系日本人のマガンボとタイへと向かった」
(前回の話はこちら)

僕はバングラデシュでニートになる夢をあきらめ、旅の途中で知り合ったアフリカ系日本人のマガンボとともにインドに行くことにした。マガンボによると、インドは素晴らしい国で、食事も美味しいし、美男美女ばかりで、物価も安くて天国のような国だという。

僕はすでに目的を失ったニートだ。ニートに目的なんてないからニートなのかもしれないけれど、僕はバングラデシュに住めないと確信したとき、何をしていいのかまったくわからない状態に陥った。そんなときにマガンボのインド行きの提案がきたわけで、目的のない僕は、それについていかない理由はない。

しかし、マガンボはインドに行く前にタイに行かなくてはならないという。その理由をなかなか話してくれなかったので無理に聞かなかったが、どうしても重要な用事だという。僕はバイトでためたお金がそこそこあるし、タイに行くことくらい特に問題はなかったので、マカンボとともに観光気分でタイのバンコクに行くことにした。

僕は飛行機のなかで隣の席に座った奇妙なタイ人の男性に突然怒鳴られた。「アアアアアア、アンタッ!! タイにタイガール買いに行くんじゃあナイヨネェエエエ、エエ!! え?」。突然のことで気が動転したが、どうやら彼は100パーセント偏見の目で、僕を売春ツアーの日本人男性だと思ったらしい。それを聞いていたマガンボは激怒した。「ミタメで判断ぶっ殺すぞ!」見た目は100パーセントアフリカ系だが日本人のマガンボは、かなり屈強な肉体をしており、眉間にしわをよせるとかなりこわい。するとタイ人はショボーンとし、ダンマリしてしまった。そんな気まずい空気のなか、飛行機はバンコクへと到着した。

そして僕たちは、バンコクの主要駅・ファランポーン駅に程近い、センターホテルに泊まることにした。マガンボがバングラデシュのとんでもなく遅い通信速度のインターネットカフェで、ホテルを予約しておいてくれたのだ。しかしマガンボの間が抜けていたせいで、メールアドレスを間違っており、予約されていなかったのだ。僕たちはインタールット割引の使用ができず、定価の2500バーツで泊まることになった。た、高い……。部屋でシャワーを浴びたのち、僕たちはセンターホテルに近い屋台でかなり遅い晩飯を食うことにした。そのとき、マガンボはビールをこぼして飲みながらタイにやってきた理由を話してくれた。

マガンボはお嫁さん探しにバングラデシュへと行ったが、まったく誰にも相手にされなかった。本来はあきらめて日本に帰るところなのだが、インターネットで知り合った対人女性とうまくいきそうで、どうしても会って告白したいのだという。僕は、マガンボに「そういうことなら応援するぜ!」と言ったものの、うまくいくとは100パーセント思っていなかった。彼はカッコいいタイプではないし、ハッキリいってドンくさい。でも僕は、面白半分で彼が対人女性と会う待ち合わせ場所まで同行した。

バングラデシュ情報 / 編集部から

バングラデシュの首都・ダッカを走るリキシャ(三輪自転車に客を乗せる人力タクシー)の数は尋常ではない。ダッカだけで100万台以上のリキシャがあるといわれている。それゆえ、交通渋滞の原因のひとつにもなっている。だが、人力なので環境に優しいだけでなく、安価で中距離の移動ができるという利点もある。運賃は近場の場合は10~15タカくらい渡せばよい。観光客には必ずボッタクリプライスを提示してくるが、それでも20タカ渡せば運転手もバンザイであろう。

バングラデシュ情報 / 事情通から

バングラデシュの首都・ダッカでは、宗教の関係でビールを飲むことができない。しかし、中級レベルのホテルになると、頼めばインドのビールを用意してくれることがある。しかし、そんななかでも女性がお酒を飲むことを快く思うバングラデシュ人は少ないだろう。バングラデシュは昼過ぎになると、女性が街からどんどん姿を消していく。バングラデシュは、女性は外にいるべきではないと思われているのだ。それゆえ、路上のお茶屋(バングラデシュのパブや居酒屋のような役割の店)にいるのは100パーセント男性だ。働いているのも男性だし、外にいたとしてもホームレスの女性か、政府や外資の仕事をしている女性ばかりである。そんなバングラデシュで、堂々と女性がお酒を飲んだらどうなるか? ただでさえ外国人は目を引く存在なのに、さらに目を引いてしまうのは確実だ。女性差別と怒りを感じる人もいるかもしれないが、それが現実なのだ。

※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。

関連リンク さらに詳しい記事はこちらをお読みください バングラデシュ詳細情報 【パスポートは眠れない】アフリカンジャパニーズ 第3話 【パスポートは眠れない】ニート向け物件あります 第2話 【パスポートは眠れない】僕は海外でニートの神になる 第1話
執筆・撮影:羽鳥ヒカル


アフリカンジャパニーズ

<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の無職で、学校にも通っていない。つまりニート。でも、それも昨日まで。いま僕は、バングラデシュの大地を踏んでいる。外国人が歩くだけで注目を浴びれるというバングラデシュで家を借りて、僕はニートの神になる! 何もしないでここで一生暮らすんだ! でも紹介された部屋はとても人が住めるようなものじゃなく、僕は挫折した……」
(前回の話はこちら)

僕は現地民のおじさんに紹介してもらった部屋があまりにもひどかったため、とりあえずこの地域を離れるべく、ダッカへと逃げた。僕はもっといい部屋を紹介してとお願いしたのだけれど、「あれが最高級だ!」と言って、どうしても僕に借りさせようとしてきた。そうなったら、もう逃げるしかなかったのだ。

僕はダッカ行きのバスに飛び乗り、ボッタクリだとわかってはいたが現金1000タカを渡して不動産のおじさんから逃げた。早朝に逃げたため、ダッカには夕方には到着した。さて……ここからどうしようと思っていると、カメラを持った僕が珍しいのか、子どもたちが集まってきたではないか。子どもでもチヤホヤしてくれるのは嬉しいなあ。デヘヘ。そう思いながらフラついていると、ひとりの少女が家に来ないかと誘ってくれた。身なりはとてもしっかりした服装をしており、信用してもいいかなと思った。まあ、子ども相手に信用しないというのも悲しいことだけれど、ここはバングラデシュだ。突然襲われることもありえるかもしれない。

少女についていくと、その家族が出迎えてくれた。庭付きの平屋に住んでいるようで、お父さんは英語を話せるようだった。たぶんだが「どうぞ泊まってってください」と言っているようだったので、僕は遠慮せずにサンキューと言い、泊まることにした。すると、家からひとりの黒人が現れた。彼の名はマガンボといい、アフリカ系日本人とのこと。父と母はアフリカ人だったが、仕事の関係で日本に転勤し、そのまま帰化したのだという。日本で生まれたマガンボは、まったく英語もフランス語も話せない。話せるのは日本語だけだ。彼の日本名はフトシだが、見た目はフトシよりもマガンボがしっくりくる。どうやら彼はお嫁さん候補を探しにバングラデシュにやってきたようだが、誰も相手にしてくれなくてゲンナリし、ダッカの街をウロついていたところを少女の家族に助けられたのだという。

僕はマガンボとともにダッカの町へ出向いた。特にすることもないので、単なる散歩といったところだ。マガンボはそれ以上自分のことを話さなかったのでこちらから聞くこともしなかった。が、僕がニートをしていて、バングラデシュに住もうと思ったけど挫折した話をしたところ、マガンボはこう僕につぶやいた。「ボクと一緒にインドに行こう」。ボクはちょっと迷う行動をとったが、よく考えてみれば迷う理由もないし、もうバングラデシュに留まる理由もなかった。そしてボクは、3日後にマガンボとタイへと飛んだ。バングラデシュはインドに囲まれている国なので、バスや飛行機ですぐに行けるのだが、マガンボのとある理由のため、一度タイに行くことになったのだ。とてもウサンくさい理由のために……。

バングラデシュ情報 / 編集部から

バングラデシュはもともとパキスタンの一部だったが、さまざまな運動により独立した国だ。とはいえ、現在はパキスタンと隣接しておらず、陸路すべてをインドで覆われている。よってバングラデシュに入国する際はバスにしても飛行機にしても、一度インドを通過して入らなくてはならない。治安についてだが、命にかかわる危険は他のアジア諸国に比べれば少ないと考えていい。もともと外国人観光客が少ないこともあり、外国人相手に犯罪を犯そうという冒険者はいないようだ。ただ、バングラデシュで快適な海外旅行ライフを過ごそうというのであれば、バングラデシュへの渡航を考え直したほうが良い。世界中で読まれている旅行ガイドブック『ロンリープラネット』でさえ、バングラデシュのガイドブックのなかで、「バングラデシュのガイドブックは世界的な遺産があるから仕方なく作った。特に見るべきところはない」という内容が書かれているのだ。

バングラデシュ情報 / 事情通から

バングラデシュとインドの間を陸路で行き来しようと考えているのならば、考え直すべきだ。インドのコルカタ(カルカッタ)とバングラデシュのダッカには長距離バスが走っているが、まれに盗賊に襲われることがある。外国人が乗っていれば、それはかっこうのカモだ。身包みはがされて外に放り出されることだろう。また、バングラデシュのバスは尋常ではないくらいスピードを出す。バングラデシュに滞在していれば、事故車を見ない日はないはずだ。別の話だが、贅沢なホームレスにも注意したい。食べ物をめぐんでも食べようとせず、違う食べ物や現金をねだることがある。かれらは、切に生活に困っているホームレスというわけではない。働こうと思えば働ける人たちなのである(悲しいことだがそれが現実なのだ)。

※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。

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執筆・撮影:羽鳥ヒカル


【世界の自動車修理】第四回 インドの自動車修理

この『世界の自動車修理』は、エンストやパンクなど、自動車トラブルを解決するべく、がんばって修理している人たちを写真で紹介していくものです。第四回となる『世界の自動車修理』は、インドの自動車修理をお伝えいたします。

インドの道路はニューデリーやアーグラーなどの一部の都市部を除いて、アスファルトの舗装がなっておらず、悪路であることが多いです。むしろアスファルトじゃないほうが安全に走れるのではないかと思うほど陥没したり砕けた道路が、自動車の寿命を短くするためにトラップのごとく存在しています。

そんな道路ですから、自動車の事故や故障は日常茶飯事。デコボコ道による横転事故は、毎日のようにインド各地で発生しています。事故にならなくても、エンストやブレーキ故障は度々あること。ですので、バスやトラックの運転者は、ひとりでも自動車を修理できる知識と技術がなくてはなりません。

インドとネパールの国境の町・スノウリーから聖地ベナレス(バラナシ)に向かう長距離トラックの運転者・ジャラントさん(29歳)は、毎日のように発生するバスの故障を迅速に直せるドライバーのひとり。10時間にもおよぶドライブをたったひとりでこなし、悪路と毎日闘っています。このようなドライバーがいれば、旅も安心するものですね。

関連リンク さらに詳しい記事はこちらをお読みください インド詳細情報
執筆:ロン・パリメナンス
翻訳:keshav Naryan Chowk Co Ltd


ディズニーでお馴染みのミッキーマウスと、マクドナルドでお馴染みのドナルドが夢のコラボレーションを果たした。ドナルドといっても、ドナルドダックではなくドナルド・マクドナルド(マクドナルドのキャラクター)という点が斬新ではないか。

ミッキーマウスとマックのドナルドが夢のコラボレーションを果たしたのは、微笑みの国・タイ。コラボレーションのひとつとして、まずはTシャツ販売からスタートしたようだ。このことについて、このTシャツを販売しているキンポさん(30歳)は、順調な売れ行きをみせていると語ってくれた。

このコラボの実現について同氏は「ミッキーとドナルド! これほどまでにサイコーの組み合わせはないよなァー! オレの店でしか買えないから、買うならいまのうちだワッハッハ」ともコメント。

また、ミッキーとドナルドの真ん中で、ふたりに手をつながれている人物は誰なのか?「洗脳されちまったガキンちょヨォー! ツラが笑ってるだろォー? マリファナ吸いすぎてオレみてーにイカれちまってるのさガハハハハーーッ!」。

ディズニーとマクドナルドのコラボレーションに、今後も期待したいところだ。ちなみに、日本での同コラボレーションの予定はないという。


【パスポートは眠れない】ニート向け物件あります 第2話

<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の無職で、学校にも通っていない。つまりニート。でも、それも昨日まで。いま僕は、バングラデシュの大地を踏んでいる。バングラデシュには外国人が少なく、外を歩いているだけで大注目を浴びるのだとか。僕はバングラデシュで家を借りて、ニートの神になる! 何もしないでここで一生暮らすんだ!」
(前回の話はこちら)

僕は羽鳥ヒカル。バングラデシュに到着したはいいが、タクシーの運手ちゃんに何もないところで降ろされた。とりあえず僕は歩き、近くの村まで行くことにした。ヒッチハイクでもしたかったが、日本から現金をあり金全部持ってきているので、強盗でもされたらたまったものではない。

バングラデシュはインドに囲まれるようにして位置している小さな国だ。だから、いたるところにインドっぽい雰囲気をかもし出したものがある。世界史や海外旅行になれていない僕でもそう感じるのだから、よほどインドの影響を受けているのだろう。こうして歩いている今も、カレーのにおいがただよってくる。

10キロほど歩くと、ようやく小さな村に入ることができた。バングラデシュについてから、まったく何も食べていない……。お菓子でも買って食べようと、僕は畑のど真ん中にある商店に入った。そこは自称・セブンイレブンという名称で営業している、どう考えてもセブンイレブンではない店だった。

お菓子お菓子……、といっても、どれも不安になりそうな着色のしてある飴やガムばかり。そのなかで、プリングルスを発見した僕は、ちょっとした感動と共に購入した。やっぱりいつも見ているものがあると安心するものだ。

その商店でチャイを飲みながら、今後のニート生活を想像しつつよだれをたらしていると、ひとりの男が話しかけてきた。農業を営みながら、不動産業もしているというポンポさん(48歳)だ。なんでも、バングラデシュの首都・ダッカより北に100キロのところに、いい物件があるという。しかも家賃はたったの1000円! これはいかねばなるまい!「オメー絶対に気に入るぜボーイ! オメーこれ気に入らなかったらアホだぜボーイ!」と彼は語り、僕の期待をどんどん膨らませる。

バングラデシュに到着して早々、物件も見つかるとはラッキーすぎる。僕は夢で胸を膨らまし、ポンポさんのクルマに乗って物件へと目指した!!「オメー、ガソリンが高等してるんだよ! ガス代出せやボーイ!」と言われ、なぜか運賃100円とられたが……。

しかし……、物件はあったが、水のくみ上げポンプが室内にあるだけでなく、窓ガラスもドアもない。なんというか、単なる壁があるだけのような物件だった。これは無理だろう……。こんな物件ばかりなのだろうか。僕はバングラデシュから早く出たくなっていた。もう嫌だ!

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執筆・撮影:羽鳥ヒカル


【パスポートは眠れない】僕は海外でニートの神になる 第1話

僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の無職で、学校にも通っていない。つまりニート。でも、それも昨日まで。いま僕は、バングラデシュの大地を踏んでいる。

いままで僕は、なんとなく高校に入り、なんとなく大学に入り、そしてなんとなく中退という、なんとなくな人生を歩いてきた。コンビニでバイトもしたけれど、給料の使い道は特になし。だから僕は、19歳で大学を中退してから、親の元でずっとひきこもりニート生活をしてきた。親は僕のグータラな生活を見てどう思っているのか? 眉間にしわをよせ”無言の威圧”を放ち意思表示はするものの、特に言葉や力ずくで僕を早すぎる隠居生活から解き放とうとする行動には出ない。

そんな僕の楽しみといえばインターネットだ。ほとんどのニートが、インターネットなしでは生きられないんじゃないかな? 僕はそう思う。そして僕もそう。そんなインターネットで、ふとしたことから僕は世界各地の情報を調べていた。「海外にもニートがいるんだろうか」という理由だ。イギリスやドイツをはじめとしたヨーロッパにはニートが多くいるらしいけれど、アジアでニートと呼ばれる人たちが多いのは、日本と韓国のようだ。

そんな、偏ってはいるけれど世界の情報を調べていて、偶然バングラデシュという国のことが書かれているブログを目にした。バングラデシュには外国人があまり訪れることがなく、外国人が街を歩いているだけで大注目されるという。どんな売れない芸人でも、いや、どんな目立たない人でも、バングラデシュに行けばアイドル扱い。人がゾロゾロと自分のあとをついてくるそうなのだ。

どうして僕はニートになったのか? いま思えば、どんなにがんばっても自分が認められない葛藤、自分にスポットライトが当てられない寂しさがあったからかもしれない。本来、僕は人に注目されて、存在感を出したいという願望が強いのかもしれない。その願望がバングラデシュならかなうかもしれない。僕はバングラデシュでニートの神になる!

僕は決めた。バングラデシュへと旅立ち、家を借りてバングラデシュで注目を浴びながらニート生活をするのだ。幸い、バングラデシュの物価は信じられないほど安い。僕が今までバイトでためた貯金で数年は暮らせるだろう。

僕は成田空港から JAL の飛行機に乗り、タイのバンコクにあるスワンナブーム空港へと入国した。およそ6時間30分のフライトだった。僕は空港の近くのグランドインカムホテルに一泊。ここは300バーツ(約900円)でとても安かった。エアポートホテルに泊まるのがいちばんだったけれど、100ドルを超える宿泊費は出せない。泊まったホテルは何もない国道にあり、バンコクへは40分もかかる場所だけれど、すぐにバングラデシュ旅立つ僕は立地はどうでもよかった。翌日、僕はタイ航空に乗ってバングラデシュへと向かった。

バングラデシュ空港についた僕は、唖然とした。ライフルを持った軍人が空港に一般人が入らないよう、何人も見張っているではないか。そして、空港入り口の鉄格子には多くのバングラデシュ人が張り付き、こちらを見ている。……正直いって、空港から出るのが怖い。出たとたん、身包みはがされて殺されてしまうのではないか……?

そんな僕は、信用できそうな(顔をしている)ひとりのタクシー運転手に勇気を出して話しかけ、彼のタクシーでバングラデシュの首都・ダッカへと向かった。なんでも彼は、とてもいいホテルを知っているという。しかもカタコトだが日本語が話せて、「私ニポン人フレンド多いネ!」などと、愛嬌を振りまいてくる。ハラハラしていた僕は、彼のおかげでかなり安心できた。

しかし僕は、何もないところに降ろされた……。

※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。

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執筆・撮影:羽鳥ヒカル


ネパールで大流行中のジーンズとは

ジーンズの老舗といえば、リーバイスやエドウィンが世界的に有名だ。もちろんそれは日本のみならず中国やタイでもいえること。しかし南アジアのネパールでは、大“野人部落”というブランドのジーンズが大流行の兆しなのだという。

野人部落は発音を「イェレンブロウ」といい、英語表記では「YE REN BU LUO」と書く。この野人部落をはくためにネパールの若者は必死で、がんばってお小遣いをためているのだとか。

野人部落をはいていない者は「お前、まだ野人部落じゃないの?」と言われ、ついに購入した者は「お前も野人部落仲間になったんだな!」と歓迎される言葉か飛び交う日も近いかもしれない。ただ、それにより野人部落をはいていない者が差別されるようなこがなければよいのだが……。やや心配である。

関連リンク さらに詳しい記事はこちらをお読みください ネパール詳細情報 「地球の歩き方に出ています」は信用できるのか?(前編) 「地球の歩き方に出ています」は信用できるのか?(後編) みんなで作る 海外旅行ガイド
執筆:ヤガジェ・ザルナ
撮影:ザビ・スルートン

ヒラリーとオバマが密会した「モリモト」のモダンな店内。オバマはいい副大統領候補になれる、というビル・クリントン元大統領やヒラリー陣営側からの発言に対してオバマはかねてから「副大統領職に立候補している訳ではない」などと不快感を表明していたが、4月22日のペンシルバニア州での予備選ではヒラリーの優勢が伝えられ、代議員数がカウントされなかったフロリダ州でもヒラリーが勝利していた点などを考慮すると、スーパー代議員が最終的にヒラリーを大統領候補に推す事もないとは言えない。ヒラリー、オバマが正副大統領としてマケインと戦う「ドリームチケット」に対する民主党員の期待感もある。

そんな中、オバマとヒラリーが、フィラデルフィアにある寿司レストラン 「モリモト」の個室で密談したとの情報が匿名でインターニュースに寄せられた。地元の情報筋に確認したところ、密談は3月22日に行なわれ、2人はそれぞれの自家用車で目立たぬようにボディガードを1人付けただけで店に現れたという。オバマは主にカリフォルニアロールやテキサスロールなど値段が安目の巻物を中心に注文、一方のヒラリーは大間やボストンのマグロのトロやノーバスコシアサーモンなどの値段が高く、油っこいネタの握りを注文、2人の食事量は少なかったものの、日本酒はかなり進んだと担当のウェーターが明かしたという。

2人は終始にこやかに密談を進めたものの、勘定を払う段になっていきなり緊張が走ったようだ。こういう場合、アメリカではステイタスが「上」とされる側、または接待する側が支払う事が多いが、それと同時に、「私のようなステイタスの高いVIPと会えて光栄に思う側が支払うべき」というケースもあり、2人ともどちらが払うか、決断力が必要な政治家にも似合わず、即座に決断がつかず、マングースとハブのようにしばし身じろぎせずに視線が火花を散らしたという。

元大統領夫人という身分のヒラリー、それとも選挙資金が潤沢なオバマ、一体どちらに勘定書きを渡したものか、ウェーターは悩み、数分間、かわるがわる2人の顔色を窺ったという。結局は割り勘という事で決着し、店側も事なきを得てホッと胸をなでおろしたという。ワシントンDCの政治記者によると、 「政治家はイメージコントロールが大切。

払った側がGIVE IN(譲歩)したと思われるから割り勘はいいアイデアだった」とコメントしている。勘定の支払いひとつ取っても「政治」がつきまとうのが政治家の宿命なようだ。肝心の正副大統領の件については情報は得られなかった。

(註)一瞬、エッ!?ウソ、ホント?と思った読者の方今日はエープリルフール。この記事はエープリルフール用の嘘の記事です。アメリカにはジ・オニオンという、パロディ・ニュースのウェブサイトがあるが、日本にも日本インターネットエイプリル・フール協会という、2001年に発足した組織があり、毎年エープリルフール用のネタを提供してくれるブログやウェブサイトの参加を呼びかけている。今年は27団体/個人が参加。詳しくは以下のサイトで。

ネパールにおいて象が生息している地域といえば、さまざまなところに点在している国立公園だ。ここに行けば野生のサイやトラ、鹿、くじゃく、などを見ることができる。ここで象使いとして働くモモッチョさん(仮名)に、象使いというジョブ(職業)になるには、どのような心構えがあればよいか聞いてみた。

モモッチョさんが象使いを目指したのは、幼少のころ。青年になってからはお菓子屋で働いてみたものの、やはりしっくりこない。いつも象と一緒に寝食を共にしてきたため、お菓子屋をジョブとすることに対し、常に抵抗があったという。お菓子を売ればお菓子を売るためのスキルと熟練度があがり、経験値もたまっていく。しかし、象使いとしてのスキルはまったくあがらない。そう感じたモモッチョさんは、20歳になった朝、ついにお菓子屋から象使いへとジョブチェンジしたのだという。

象使いとして一人前になるには、かなりの経験を要したという。各種スキルが足りないため、最初から高度な象使いの装備を身につけることができず、まずは誰でも装備できる象使い棒のみを装備。服装もシャツにジーパンと、かなりカンタンなもので象使いをしていたという。

最初は小さな象に乗って経験値を得てきたが、そこそこ象に対するレベルがあがっていくにつれ、小さな象ではスキルがあがらなくなってきた。そこでモモッチョさんは気性がやや荒い象に乗り換え、それを手なづけるために特訓を繰り返した。突然象が走り出して砂埃をあげ、目が“くらやみ状態”になることもあったが、一緒にパーティを組んでレベルアップを目指していた仲間に目薬をさしてもらって(放り投げてもらって)復活。間一髪、振り落とされずに助かったこともあったという。

いま、モモッチョさんは象使いの棒ではなく、エレファントステッキィを右手ににぎり、象使いの服を装備して国立公園を象と共に駆け巡っているという。最近は逃げた象を見つけて捕まえることもできるようになったという。「象くさいぞ!」と思ったら大好物の草を置いておくのだとか。すると、象がひょっこりと顔を現すのだという。これからも象と仲良く暮らしてほしいものだ。


中国領チベット自治区ラサ郵政公司ビル

チベット(西蔵)自治区のラサを中心に暴動が発生した一連の出来事で、多くの外国人観光客がラサから脱出することを余儀なくされている(または、脱出手段がない者もいる)。そんななか、ラサの郵便事情はどのような状況になっているだろうか? 

ここ最近、日本または各国から中国へと郵便を送る場合、大雪の影響で通常の到着日よりも2~3日の遅れが発生していた。チベット自治区への郵便の場合は大雪の影響はないが、海外から届いた郵便は一度、北京へと行くことになる。そこから四川省の成都の郵便局に送られ、最終的にラサに到着することとなる。つまり、けっこうな数の経由地を経てラサへと到着することになる。日本から普通の航空便でラサへ郵便物を送ると、だいたい7~10日で到着する。EMS(国際速達便)の場合は、データ上では4日で手元に届くことになっているが、暴動が始まってしまったいま、まずそれは難しい。ちなみに、いずれの郵送方法でも、関税のチェックにかかる時間は含まない(つまり、ラサで郵便を待つ人は、腕を組んで貧乏ゆすりをし、胃に悪いと思っていてもコーヒーを飲む回数がさらに増えるということになる)。

よって、ラサに残された身内や知人になにかしらの物資を日本から送る場合は、最低でも4日以上はかかると考えなくてはならない。また、送られてきた物資が中国において税金がかかるものであれば、受け取りと税金の支払いのためにラサの郵便局へ出向かわなくてはならないのも念頭においておこう(平日の配達であれば、支払いに行かなくても税金の集金を行うことがあるが、放置されることもあるので受け取りに行くのが確実である)。

ラサの郵便局でEMSを受け取る場合は、受付カウンターではなく、ラサ郵便局の大門をくぐり、ラサ郵便局オフィス内にあるナンバー185のルームに行く必要がある。ここで、ラサに届くすべてのEMSを管理しているからだ。また、EMSではなく民間宅配企業の Fedex でラサに送るという手もある。

ちなみに、中国に送られたEMSは、荷物番号で追跡してもあまり意味がない。北京で止まっている状態のまま、データか更新されないことがよくあるからだ。データ上では北京なのに、いま手元に荷物が届いているという状況は日常茶飯事なのだから。

関連リンク さらに詳しい記事はこちらをお読みください 暴動のチベット詳細情報
執筆:ヤガジェ・ザルナ
撮影:ザビ・スルートン

暴動で一躍注目を集めている中国領・チベット自治区(首都ラサ)。そこに住むチベット人たちが、いにしえから飲み続けているという伝説のビールがあるのをご存知だろうか? そのビールはトンパという名称で、別名チベタンビールと呼ばれている。また、そのビールを飲んだものは口をそろえてこう言う。チベタンビールは“熱湯ビール”だと。

それもそのはず、チベタンビールは実(種)を発酵させ、そこに熱湯を注いでかき混ぜて完成させるのだ。それを保温のために鉄製の器に入れ、鉄製のストローで飲むのである。液体の見た目はビールとは程遠く、片栗粉を水で溶いたような白濁色をしている。

肝心の味だが、やはりビールからはかけ離れており、ビールというよりは甘酒や白酒に似ているといえるだろう。だがビールのようにあっさりとした味わいがあり、飲もうと思えばいくらでも飲めてしまうものでもある。そのため、チベタンビールには必ずといっていいほど、熱湯が入ったポットがついてくる。器からビールがなくなったら、そこに熱湯を継ぎ足して飲むのである。実からアルコール物質と風味がにじみ出てくるので、何度も熱湯を入れてもさほど薄くならずに味を堪能できる。

ただ残念なことに、チベット自治区でチベタンビールが飲める店はないに等しい。もし本格的にチベタンビールの味を堪能したいのであれば、ネパールはポカラの街にあるラサチベットレストランに行くことをお勧めする。自他共に認める、チベタンビールの味を堪能できる店だ。ちなみに、日本国内でチベタンビールが飲める店はゼロである。


【世界の自動車修理】第三回 ネパールの自動車修理

この『世界の自動車修理』は、エンストやパンクなど、自動車トラブルを解決するべく、がんばって修理している人たちを写真で紹介していくものです。第三回となる『世界の自動車修理』は、ネパールの自動車修理をお伝えいたします。

ネパールについてあまり知られていないのが「ブッダが生まれた国」ということ。インドで生まれたと思っている方が多くいるようですが、悟りを開いたのがインドなのであって、生誕の地はネパールなのです。そんなネパールは、多くの日本人観光客が沈没(居心地が良すぎて帰国できずに住んでしまっている人たちのこと)する街でもあります。

そんなネパールの道路事情は最悪といっても良いでしょう。確かにアスファルトの道路は増えていますが、メンテナンスがまったくなっておらず、デコボコ道ばかり。さらに首都カトマンズにおいては、大通りも路地も渋滞になることが多く、日本の感覚で運転をしようものなら事故から免れることはできないでしょう。

そんなネパールで自動車修理に汗を流しているのは、カトマンズのタメル地区に住むケツカルさん(仮名)。ケツカルさんは旅行代理店のランドクルーザーを修理するのが毎日の楽しみ。観光客を乗せてネパール各地を走るランドクルーザーを修理していると、「機能はどこを走ってきたんだろう」と、ウットリとしながら想像を膨らますのだとか。これからもシッカリ修理をして、ウットリしてほしいものだ。

関連リンク さらに詳しい記事はこちらをお読みください ネパール詳細情報 「地球の歩き方に出ています」は信用できるのか?(前編) 「地球の歩き方に出ています」は信用できるのか?(後編)
執筆:ロン・パリメナンス
翻訳:keshav Naryan Chowk Co Ltd


写真で見るチベット国境・緊急閉鎖地帯

中華人民共和国領・チベット自治区の首都ラサで大きな暴動が勃発。現在、完全閉鎖されているチベット自治区からネパールへの国境越えルートは、いかなる場合でも行き来することはできない。当編集部はその地区の現状をお伝えするため、そのチベット自治区(中国)からネパール国境までの完全閉鎖ルートを写真に収めることに成功した。

ラサで大きな暴動が勃発した出来事は、いまだ大きな波紋を呼んでおり、ジャーナリストはもちろんのこと、外国人観光客のチベット自治区への入境許可がいまだ拒絶されている状態だ。それに伴い、チベット自治区から隣国のネパールへと通ずる国境越えルートも完全閉鎖となっており、チベット人はもちろんのこと、外国人も陸路でネパールへと抜けることはできない。

では、写真と解説の組み合わせでチベット自治区・ラサからネパール国境までの緊急完全閉鎖地域をお伝えしていこう。

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執筆:森下万里子
撮影:エスアール・ハデン


【世界の自動車修理】第二回 チベットの自動車修理

この『世界の自動車修理』は、エンストやパンクなど、自動車トラブルを解決するべく、がんばって修理している人たちを写真で紹介していくものです。第二回となる『世界の自動車修理』は、中国・チベット自治区の自動車修理をお伝えいたします。

中国のチベット自治区は、いままさに暴動で注目されている首都・ラサがある地域です。そのチベットではラサからヒマラヤ山脈を越えて、ネパールへと向かう国境越えルートがあります。ラサからネパールの首都・カトマンズまでは長距離バスも走っており、多くの人々がヒマヤラ山脈をこえています(とはいえ、冬の時期はバスは走らない)。

ヒマラヤ山脈を越えてラサからカトマンズに向かうには、飛行機に乗るか、長距離バスに乗るか、ランドクルーザーをチャーターするかの選択肢の中からひとつを選ばなくてはなりません。飛行機はひとり2500元、バスは季節によりますがひとり550~1000元、ランドクルーザーは1台2500元になっているようです。ランドクルーザーをチャーターして、4人ほどで運賃をシェアするのが賢いやり方ですね(到着まで2~3日かかりますが)。

今回、バスを修理しているのは、チベット自治区のラサからネパール国境の山村ダァムまで走る国境越えランドクルーザー運転手・ノンカさん(仮名)。最新のケータイで家族のムービーを撮影するのが趣味というノンカさんですが、今日はケータイをスパナに持ち替えて、路上でエンジンがかからなくなってしまったランドクルーザーを修理しています。

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執筆:ロン・パリメナンス
翻訳:keshav Naryan Chowk Co Ltd


【世界の自動車修理】第一回 ラオスの自動車修理

この『世界の自動車修理』は、エンストやパンクなど、自動車トラブルを解決するべく、がんばって修理している人たちを写真で紹介していくものです。第一回となる『世界の自動車修理』は、ラオスの自動車修理をお伝えいたします。

ラオスは「タイをもっと田舎にしたような国」といわれていますが、タイから中国へと向かう旅行者の陸路ルートの通過国としても有名です。バンコクから長距離バスに揺られて12時間ほど行けば、ラオスの町・ビエンチャンに到着します。

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おいら一人前のパパド売りになるのが夢

パパドといえば、バングラデシュやインド、ネパールなどの南アジア諸国で愛されているスナックだ。粉を水で溶き、釜やフライパンなどで焼き上げたものである(フライにする場合もある)。そのかたちは円形で非常に薄くてパリパリとした食感が楽しめる、南アジアの食卓になくてはならない存在だ。ポキンコさん(18歳)は、ネパールのムグリンでパパドを売り歩き、いつかは一人前のパパド職人になりたいと思っているひとりだ。

ポキンコさんは毎朝できたてのパパドをビニール袋につめ、長距離バスの停留所に出向く。バスの乗客たちにパパドを売るためだ。価格としては通常のパパドより高めの(5~6枚で50ネパールルピー)だが、外国人観光客の多い長距離バス客にとっては安い買い物である。

ぽきんこさんの焼くパパドは非常にシンプルテイストで、あっさり塩味。日本でもパパドは売られているが、カレー味だったり、辛味があったりと、本場のものとは違うものが多い。たとえどんな味だとしても、ポキンコさんの本場の味にはかなわないだろう。

ポキンコさんの夢は、一人前のパパド職人になること。たくさんパパドを焼いて、自分もいつかはパパドになってみたいと夢を語ってくれた。あなたがパパドになったら誰がパパドを焼くのかと聞いたら、彼は笑って「パパドを焼いてパパドになる。それはすなわちパパドの神になることと同じ」とつぶやき、長距離バスの乗客たちへとパパドを売りにその場を立ち去ったのだった。

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執筆:ロン・パリメナンス
翻訳:keshav Naryan Chowk Co Ltd


ネパールのライスワインは燃える

米から作られるお酒の代表的なものといえば日本酒である。しかし、遠く南アジアのネパールにも米から作られるお酒があり、それを現地民たちはライスワインと呼んでいる。また、このライスワインは米から作られているとはいえ、日本酒と違うところがいくつかあるのだ。

まずは、火をつければ燃えるという点である。アルコール度の高いスピリタスなどのウオッカが燃えることは良く知られているが、日本酒で燃えるものは少ない。しかしこのライスワインは、マッチの火を水面に当てると一瞬で火がつき、瞬く間に燃え広がるのである。また、アルコール度が高いため、燃えているライスワインに指を入れても熱さを感じる前にアルコールと火が消えてしまう。

味はといえば、日本酒というよりもウオッカに近いといえる。このライスワインを出しているネパールのカトマンズ市にあるバンチャガールでは、連日のようにこの酒を客に振舞っている。もし堪能してみたければ訪れるといい。ただし、ネパール人の平均月収を超える金額が必要なのでご注意を。

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執筆:ダンパーラ・フレシナン
翻訳:モロッコオープン社


どんな願いもかなう伝説のフダ

どんな願いもかなう伝説のフダがチベット自治区のラサにあるという。チベット自治区のラサといえば、暴動が発生して厳戒態勢がしかれている地域だが、本来は巡礼者が多く訪れるチベット人の聖地なのである。

そんな聖地ラサに、チベット人たちが願いをかなえたいときにフダを貼り付ける塔があるという。日本でいうところの、七夕の短冊のようなものだろうか。それとおなじように、塔に願いを書いたフダを貼り付けるのだ。

その塔はラサのメイン寺院となっているジョカン寺院付近に多数あり、多くのフダが貼られている。フダの色はとてねカラフルで、太陽に照らされるとまるで虹のように美しく、風にたなびいている。

この塔には誰でもフダを貼り付けることが可能だ。観光者としてあなたがラサを訪れたのなら、何かしらの願いを書いて貼り付けてみるとよいだろう。また、ジョカン寺院周辺では多くの巡礼者がマニ車(棒の先につけられた器に経典などが入ったもの)をクルクルと回しながら歩いているので、その様子も見られるはずだ。

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執筆:ジョムルジョ・ジョムルジョム
翻訳:Vagator&Chapora Publications Pty Ltd
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