映画の制作会社ソニーピクチャーズが、5月のはじめに殺害されたウサマ・ビンラディン容疑者の急襲作戦を、映画化すると発表した。すでに監督キャサリン ・ビゲロー氏、プロデューサーにマーク ・ボール氏を起用することが決定している。

この情報は、アメリカのエンターテイメント情報サイト「ACESHOWBIZ」に掲載されたものだ。それによると、同社の共同代表エイミー・パスカル氏が、映画の配給権を取得したことを明かしたという。

キャサリン監督は2008年(日本公開は2010年)に、イラクに駐留する米軍爆弾処理班を描いた作品「ハート・ロッカー」で、アカデミー賞作品を受賞している。また、マーク ・ボール氏は同作の脚本を手掛け、同じくアカデミー賞脚本賞を獲得しているのだ。それだけに、今回の作品の制作において、適役といえよう。

ちなみに国際テロ組織アルカイダのリーダーの物語を、映画化する話は以前からあったそうだ。当初の物語は、ビンラディン容疑者の追跡を描いたもので、作戦は失敗に終わるという設定だった。だが、作戦の成功により、その内容は大きく変わるものと思われる。

なお、制作は今夏から始まり2012年中の公開を予定しているとのことだ。果たして、どのような物語が完成するのだろうか。気になるところである。

参照元:ACESHOWBIZ(英文)