さっそく購入した絵について紹介しよう。『パピルス「五円玉」』はコレだ。











恥ずかしいことだが、私には芸術の何たるかがまったくわからない。しかし、メッセージの強さとか訴える力は、何となくではあるが感じ取ることができる。500円で買ったこの作品にも、何か強いメッセージがあるような気がしてならなかった

パピルスとは、このキャラクターの名前なのだろうか? 「五円玉」の意味するところは何なのか? いずれにしても、何かの宇宙を感じさせる壮大な作品である。

ちなみに、この作品のキャンバスは、コピー用紙のような素朴な紙。使用された筆記具は、ボールペンと色えんぴつ。路上での販売時には、クリアファイルに入れて地べたに置かれていた。

・何者なのか……

何より気になったのは、この絵を売る男性だ。年は50代後半から60代くらいで、白髪まじりのおじさんだった。どこからやってきて、なぜここで絵を売っているのか?

私はこの絵を購入した後、すぐ近くの飲食店で食事をした。その店で、なんとなく店員さんに “白髪まじりのおじさん” のこと聞いてみると、「いつもいますよ」と教えてくれた。

実は今回紹介した「パピルス五円玉」以外にも多数の作品があり、それぞれに何か得体の知れないパワーのものが宿っているように思えた。彼は一体、何者なのか? 今後も調査を進めたいと思う。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24