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ここ最近『Yahoo!オークション』に漫画家のサイン色紙を大量出品している人物がおり、サインとともに描かれている絵が漫画家の画風と違う部分があることから「偽物では?」との声があがっている。出品者の一部は、過去にもサイン色紙を出品して万単位の高額取引をしており、落札者の評判がかなり良い人もいる。しかしながら、このオークション商品に対して、「偽物では?」「いや、本物だろう」という意見が『2ちゃんねる』で飛び交っているのも事実。一度に大量のサイン色紙が出品されたのだから疑いをもたれても仕方がないかもしれないが、ことの真相は不明のままである。

しかし、漫画家が違うのに同じ蛍光の画材を使用していたり、『スティールボールラン』の作者・荒木飛呂彦先生のイラストについてはあきらかに画風が違い、偽物と思われても仕方がないのも確かだ。また、サインの落札者がそのサインを出品しているケースもあり、謎は深まるまま。これについて現役の連載漫画家A先生に早朝ながら電話取材をしてお話をうかがった。

教えてもらったヤフオクのページでサイン色紙を見たが、1枚ならまだしも何枚も手の込んだ色つきイラストを忙しい連載漫画家が描くのかなと、そこを不自然に思いました。だいたい黒のサインペンでサラサラと書いて終わりなので、稀に見る手の込みようです。あったとしても、水彩で色を少しつけるくらいでしょうねえ。それに作家さんが違うのに同じ画材を使っているようですが、わざわざ本人にペンなどを持参して描いてもらったのでしょうか? いますぐ判断できませんが、とにかく編集部に問い合わせるのがいちばんです」(A氏)

編集部が疑問に思ったのは、この出品者が『スティールボールラン』や『ドラゴンボール』、『ワンピース』、『エウレカセブン』、『新世紀エヴァンゲリオン』など、人気作家のサインを大量に手に入れている点である。このことについてA氏は「もしこれが本当のイラスト入りサイン色紙なら、コレクターとはいえ入手できる人は限られる。漫画家か、アシスタントか、出版やアニメ、テレビ関係者ですね。一般人だとすれば、数年もしくは十数年かけてじっくりコレクションしてきたのではないでしょうか」と語っている。

なんとも疑問符が残る品物だが、もしこれが本物だとすれば非常に価値のある品物だし、万単位とはいえファンにとっては安い買物となる。ロケットニュース24編集部は、これらサイン色紙について各出版社やアニメーション会社に取材をする予定だ。今後の続報をお待ちいただきたい。
 
illustration: Pyocotan